エクストリーム出社
その言葉に俺は惚れていた。憧れていたんである。
エクストリーム…なんていい響きなんだ!Dance!Dance!Dancing to the decadance dance!などと歌えば年齢がバレるものだが、私はこの歌が流行った頃は5歳くらいだったはず。グランジブームの裏側で起こっていたハードロックバラードブーム…言葉にならない…ほど興味がないのだ。
ちなみに私はガンズのSweet child〜のイントロリフが死ぬほど好きだ。歪みエフェクトを試奏するときは絶対に弾くくらいである。
エクストリーム出社…なんて脱線をブチカマしたんだ…
私は久々に6時半に起きた。目が覚めたら武蔵五日市にいたのである。それもこれも酔っ払ってたどり着いたせい…ではない。あくまで予定通りであり、俺より先に起きねばならない木村師範代はお布団ではなく21歳の青年を抱きしめて寝ていた。バンガローを脱出し電車に乗り青梅線座れるなぁラッキー、余裕の出社だなぁ。最高だなぁおい!とか言って高笑いしておったものの、立川から中央線に乗ろうとしてみればもう完全に満員電車だったのである。
吉祥寺で椅子を確保して座っていれば…私は何故か水道橋で降りてしまった。
歩き慣れた大学ロード…俺学生の時にここ歩きたかったな…とか思いながらオレンジの店舗の前に到着すれば、タッパー兄貴がいた…寝起きのタッパー兄貴がいたのである。
軽く会釈して入店。
食券機に1,000円を吸い込ませて大人しくお座りした。どんな高級ホテルのビュッフェよりもドキドキする瞬間だった。
こ、
こ、これは!?!?!?
俺、最高の朝飯を堪能すること、許されたり。
なんて美味しそうなお吸い物なんだ…
卵黄の色が俺の健康を認めたようなものだ。
一口ずずっとやればしょっぱめのスープが沁みた。麺ズルっとやれば嗚呼…美味え…
矢張りラーメンは硬めしょっぱめ熱めに限ります!!
海苔で麺巻いて食うのもいいしチャーシューにブラペチーノしてみれば、朝から高級ホテルのビュッフェでハムを食ったような感覚だ…
隣に座ったタッパー兄貴に「早いよ!!」と怒られたりしたがまあ立ち食いそばみたいなもんだしな。
サクッと完食当然完飲グッと我慢し軽く会釈して退店!!
足取り軽く出社し業務開始。
夜まで腹が減らずに済んだ…
ハマりそうだエクストリーム出社
More than words…