平日夜のラーメンの杯数
これは自身の健康に、体重に如実な影響が現れる。
そもそもの話だ。摂取したカロリーはどこに行くのだろうか。
明らかな搾り糟として流れ出るもの以外はどこに消えるのだろうか。
どうやら世の中には質量保存の法則というものが成り立っており、この世の中から物質的なもの、エネルギーなどを含めた総量というものは常に等しく存在しているらしい。
それを知ってから私はなんというか「自身が死んでも世界は何も変わらないんだ」などという哲学的な気づきを得た。気づきを得た。気づきを得たことによって何が変わったというと、「磨き落とされた煩悩は世の中に漂う」ということである。
ようはいくらつつましく生きたところでこの世界に煩悩は漂い、また己に戻ってくる可能性を秘めているというわけだ。
煩悩獲得装置、人間。
一切皆苦も一切皆空としてみれば
「この世は通過点するだけのものだから、あまりきばる必要ないよ」という言葉にも頷きを与えることになる。
あまりきばる必要はないのだ。
秋葉原から上野への移動も、わざわざ歩く必要はなかったのだ。銀座線沿いを歩いて北上し、時間あるし何食おうかなぁ、なんて思っていた私の目の前に現れたのは黄色く怪しい「豚山」なる看板だった。
あまりきばる必要はない。
そう言い聞かせたのは、「夜でもラーメンを食べていいよ」という免罪符のためではなく、「わざわざ麺増し125gに100円も払う必要ないんじゃない」ということだった。
私はラーメン二郎に甘やかされすぎているのかもしれない。
でも375g、この豚の量…完全に台東区・千代田区価格だよな。
こ、これは!?!?!?
下手なインスパイアではなかった。それなりに再現度も高く、むしろ俺は「赤羽店.」に近いスープの色だと感じた。
アブラはマシマシ推奨である。ヤサイもコールしないとかなり少なめ。
一口ズルッとやれば…悪くねえ!!久しくインスパイアなるものを食ってないからなんとも言えないが、この感じなら全然、昼飯に食いたいと思ってしまう。
豚は表面を焼いてあるブツ。これ…は、まあ確かにこうすると煮崩れしないしね。
あまりきばる必要はないよ。そう言い聞かせながら私は楽しんだ。やっぱインスパって女性客も入りやすいんだろうな。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!
量が少ないことを除けばアレだな。うーむ、ちゃんとインスパも食うべきか、と思わされる。
その後は久々のAnd Uでチルった。店員さんの顔ぶれも変わったなぁ。
冷やし中華はラーメンに入りますか?ウッ!頭が!!お、お前はマシライ