つけそば丸長 目白店 『小鉢甘め大盛り 生玉子』
死の欲動について書いたが、矢張りあの指摘は正しい。
どんな角度からも襲ってくることがあることを、私は学んだと同時に「若い頃であれば躱すことが可能であった」と気付かされたのである。
例えばだ。ラーメン二郎で麺増しクラスのブツを食ったとしても、翌朝はなんか腹減らねえなぁなんて思い、昼には空腹で飯を搔っ食らうわけである。
これは私、今も昔も変わっていない。私は小麦の消化酵素を持っているのではないかと思うほどカロリーを吸収しブクブク太ってILLので、胃腸は矢張り強いのだと思っていた。
そんなふうに考えていた時期が
俺にもありました。
実際のところ、最近は肉、肉が思った以上に食べられないのだ。昨日は本当にガックリくるほど早めに限界がきてしまった。
よく考えれば私は昔から焼肉というものがあまり食べられない。沖縄県民ならだいたい知っているあの『バンボッシュ』で食後に「ライスクリーム」とかいう先輩のふざけた創作物(前衛芸術)を食わされる(そしてドヤ顔で完食する)ほど元気であった大学一年の頃もあったが、そこから数年すれば食べ放題も30分でリタイア。皆「もう終わりかよ〜」なんていつもおどけて見せてがっかりしていた。
していたけども、お前らな
お前らほとんど皿に乗っかってるブツ食ってないからな。
だいたい俺の胃袋に入ってるからなそれ。時間なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。
なんて言いながら昨日ガッツリ食った分が今朝になって胃痛として大ダメージ。若い若くねえとかそういう問題ではなく、静かに人知を超えたスピードで飯を食っていることを自覚した。これこそ死の欲動である。
私は胃の中に酸っぱいものを入れようと10時くらいに起きて抜刀しようとすればクソヒゲから入電。私はそっと刀をしまってシャワーを浴びた。
目黒についたそばからほりうちかまんらいのチャーざる食いてえとか抜かすし
「俺はお前らと違うからあえてラーメン」
なんて言い出しやがるバカを尻目に私は店内の動きを見つめてニヤついてしまった。胃痛が治ったのである。
今日も当然甘めコールブチカマして仕舞います運命にあるのです。
こ、
こ、
これは!?!?!?
当然ながらもう小鉢で十分満足
麺も大盛りで十分満足。してこのスープ丼をガッツリ混ぜつつ黄身はブチ割らないでだな…
麺上におかずのっけて食うスタイルが矢張り至高。
あっさりプースーだがダイスケ的にもオールOK。俺は麺にカエシとラー油だけかけて食うのもまた、好きなのである。
横でラーメン待ちをしている髭にチャーシューと野菜を与えたり一味ぶっかけて堪能しても全然麺が減らないこの満足感…
胃がいてぇとか言ってたことなんか完全に忘れられたひとときだ。
当然スープ割りして白濁スープを堪能。いい塩梅だな〜落ち着いちゃうな〜とか言いながら髭の食ってたラーメンのスープをもらったら「普通そのもの」な感想だった。
金払って食ったやつしか文句は言えないが、やっぱつけ麺が正解だろう。
サクッとKKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
スイーツ好きのスイートなお子ちゃまとともに名店でケーキを買って近くの公園で実食。
髭は「母校(学習院)が懐かしいな〜」とか妄言ばかり抜かしていた。たぶん何かの間違いだと思う、高卒だし。