ダメージがあるズボンなんていうのは非常に格好のよろしく見えるもので。
膝、膝上あたりがびりっと破れているジーンズなどを見ると嗚呼、なんと人の歴史を感じるものだろう
などとは思わず
どうやってそこ傷めたんだ
お前今シーズン何ゴール決めた?
などと妄想にふけってしまうのが常である。
とはいったものの、私も実はああいったズボンの破れ方というものには一定の憧れのようなものを抱いているわけであります。
なぜかと言うと破れる場所が違う。
私の場合は内股、そう、「デブ穴」というやつである。
これは太っていなかった高校の時分、大学の最初期からずっとズボンに顕現している穴なわけであり、どう考えてもこれは「太っている」せいではなく、「足が太い」か「歩き方が悪い」のではないかと考えていた。
ズボンを年に一枚ダメにするくらいに穴が開き、仕事帰りのはちグラムで同僚に笑われたのもいい思い出なんて言いたくないくらい悔しいエピソードであった。
それが昨日までの私である。
実の所、この悪さをしているのは「キ◯タマ」のデカさではないかと思うのだ。
冗談ではない。繰り返す。これは冗談ではない。
この「キン◯マ」がデカイおかげで!椅子に座る時なども「キンタ◯」が余計な摩擦を生み、ズボンを破り、いつしか立派な幹となって林となり森を形成し水を溜め自然を形成するのである。
よく考えれば高校の強行遠足(72km)の時も、最後の年は◯ンタマが擦れて股ずれが起こっていた…
そうか…俺、タマがデカイんだ!!
納!得!!
さすれば俺はガニ股で外を闊歩する恥ずかしさ即ち羞恥心(この文を引き金にして己に「羞恥心とは」と鏡ごしに真顔で問うてしまった)も解消した!!
そうなればもはや歩くしかない。ダイエットのためだ。
擦れたズボンが破れて家計を苦しめる経済摩擦まで解消したぞ!俺上手いこと言ったな〜とかニンマリしながら俺は秋葉原から白山まで歩いた。汗だくになったのである。
待望の味噌!と思って着席してみれば、店内に店主らしき人はいない…外した…とか思ったがまぁオペ担当の助手さんも麺を掴んでる手を見ればそれ絶対に多いよと思う感じ。
こ、これは!?!?!?
なんの違いも見当たらない味噌ラーメン…
いや、味噌の色が濃いから味噌ラーメンにも見えなかった。
よく見りゃ赤味噌か。赤味噌のラーメンって…アレっぽく感じるんだよな…
まずはアブラでクタヤサイを…ってもう、いつも通りじゃねえかこれも。豚は腕っぽいやつ。
そんなこんなである程度ヤサイを片付けては天地返してズルッとな…うーん、美味い。美味いがこれ…サッポロ一番のみそラーメンだ!
そりゃあまずいわけねえわ。赤味噌っぽい感じ、やっばどうやってもあれに近づくよな〜とか思いながら食ってたがまあ麺が減らねえのなんの。
…俺麺増ししてなかったよね、、、嬉しい誤算である。
アブラ玉子も普段通り堪能しつつ大満足完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!!
帰りも水道橋まで歩き、ギリギリトータル1万歩達成。
汗だくに汗だくを極めんと家に帰って湯船に浸かり、念入りに股間を洗って日付変わる前に就寝
また悪夢まみれで起床し体重計に乗ったがセーフ。