中本後、おとなしく家に帰ると思った俺は結局いつものバーに電話をかけた。そう、バーだ。
格好つけるためにバーとか俺は言ってるが、客層の8割は誇り高きヲタク(店員はなんらかのヲタクほぼ100%)だ。ちなみにいちおうカフェな。
そこでいつもの席でいつもの感じで煙を吐いていた。だいたいここでは本(エロ本)を読むかMacBookを開いてドヤリング(プロレスを見る)をしているのだが、この日ばかりは様子が違った。
電話、メールの着信が鳴り止まないのである。
きた。
やっと俺の時代がきた。
とうとうワイにモテ気到来や!!
ハッピーバレンタイン!!!!!!
そう思っていた。浮かれていた。現実を突きつけて来た着信主は全員ガタイのいい男たち
しかもポン中どもだ。
こいつら…
「ブログの内容が理解できない。とうとう頭おかしくなったか?家元」なんて失礼なことを言う限定コジキのグラサン髭は「じゃあ10時な。烏合の衆で行くけどいいよな」とか言うし、グンマーおじさんは「7時着」とか言うし、珍しく連絡してきたやつは「じゃあいいや」とか言うし。よくわからないまま10時に到着して並んで食って屁こいて帰ろとかこの時は思っていた。
到着すればまぁしっかりとした行列じゃないの。
2時間ずっとくだらないことを話したり、知り合いを見つけてはしゃいだり入院中のお知り合いに電話しているうちに、この日のメニューが「夜光貝入り上品スペシャル」と「前日キャリーオーバー不純100スープ」であることが発覚。
オイオイ
オイオイオイ
そりゃあスペシャル
って思って頼むのが限定乞食だろうが俺は不純が食いたくてたまらなかったのである。
意を決して飛び込んだ。横に座ったかわい子ちゃんがスペシャルを頼むのを見届け俺は100麺だけ大盛りコール一択だった。「お嬢ちゃん、スープ一口飲ませてくれよな」という耳打ちも忘れずにだ。
その時の私の顔を想像するだけでその恐怖で失神してしまいそうになる。
悪魔フェイス
しかしここここ、これは!?
い、いつも通りの下品だ…そりゃそうだ、下品ラーメンだもん。香りもまあそう変わらない、って前日から完全に嗅覚マヒしてんなと。
悪魔肉少ないのはみんな100を頼んでるからだと確信。
しかしながら一口飲んでみれば前日のカニと通常のヒロポン感のマッチングがやべえ!!堂々たる旨味の王者カニに対し、迫り来るカニ以外の魚介!!鶏・豚由来の脂肪もしっかり感じ。麺はやっこいがまあブレの範疇。なんにせよスープが美味すぎて犯罪度合いではヒロポンスープを軽く超えた。今年一かも。
謎の節
つけダマも堪能しゆっくりじっくり食っていると隣に来た限定乞食のグラサン髭も100とか言いやがった。こりゃ家元も誤算だったろうなぁ。
となりのお嬢さんにスープを一口貰えば嗚呼、でもこの上品でもよかったなぁ、バリカタで食べたかったなぁなんて思いながらサクッとKKブチカマしフィニッシュムーブ軽くまた来週して退店!!
お知り合いの弟さん(2周目)に軽く会釈し、結局今日の正解は100だったんではという答え合わせ。
我々は我々の答えを出すべく、中華茶房8にて得意の北京ダック遊戯に勤しみ気づけば16時!
有意義な連休最終日だった。
翌日、風邪で寝込み1日無駄にし翌々日も半分くらいゴミ箱に捨てなけりゃな!!