昼間に自転車に乗って外に出てみて気づいたことがある。
一度見た景色は、場所を変えても見ることができる可能性があるということだ。
というのは、この頃は雪のせいで走る・自転車に乗るということを避けざるを得なかった。路肩の雪が、北国出身のわたしには懐かしく思えたから。
雪が融け、路肩の雪に降り積もった塵・排気ガスの黒ずみが地面に落ちそれが露骨にわかる形で道路を汚していくのは、北国でよく見る光景だ。
それを目の当たりにし、自転車にまたがり外に出かけた私は、いつのまにか幼い頃に戻ったような気分だった。春先に物置から自転車を引っ張り出して、自転車屋までメンテナンスに行く。だいたい3月半ば頃の光景だろうか。懐かしすぎる感覚が戻って来た。
颯爽と漕いで行った先に待ち人は…いなかった。
その代わりに見ず知らずの人たちが外に15人くらい並んでいたのだ。混みすぎじゃね!?日曜の14時半過ぎってこんなに混んでんの!?墾田永年私財法に飛びつく農民に繰り出されるリリックNo meaning 待ち人たち来て外待ち15に接続するもそこから1時間の戦い。
ヤッター3人テーブル席だーいとか言って座ってみれば翌々ロット提供。小金井で1時半近く待ったの初めてだ…無言で過ごす我ら我々街角の煙軍団。緊張感が走りつつあるテーブルにごとごとと丼が置かれていった。
こ、これは、、、
ヤサイ多くね?これでデフォとかヤバくね?
やっぱ少なめがちょうどいいかな…とか思いつつも麺量は小であった。
ニンニクジャンとアブラ、豚でヤサイを食い進め、空いたスペースから汁をすすった嗚呼やっぱつけ味うめえわ…これたまらんやつだわ…永谷園の麻婆豆腐のごとくごま油とスパイスが香り、うまたにえん!!(誰が言ったか)
最近ようやく掴んで来たが、小金井の本質は麺にある。ピロピロに縮れた太麺はまさしく「強い」と形容したくなるものだ。お前を啜れて幸せだ…
ただし豚ども!
今日のお前らは大ハズレだ!!
てめえらぁ〜!!と憎たらしくなるほどパサってたのはブレの範疇。
ニンニクジャンも美味かったしなんか色々と良かったなぁ。
しかしつけ味は初回の方がインパクトの強い味だった気がする。やっぱヤサイ少なめ推奨か。
サクッと完食フィニッシュムーブ省略で軽く会釈して退店!
帰りもノスタルジーに塗れながらチャリこいでたが途中で道を間違えて混乱したのもまたいい思い出。
街角の煙を見つめているはずだったが、またBAD突入でうなされながらダラダラ寝ていた。
前日が良い日過ぎるとこうなりがち。