フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

滝野川大勝軒 『チャーシューメン中盛』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあニンニク臭いおじさんはどうすか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダメ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダメですよね。そりゃあダメです。

 

 


というものの、なんか「まあ加熱したらOKでしょ」とか思っていたのも束の間。
「お前…またニンニク臭くねえか…」などと怒られては「俺はもう家自体がニンニク臭いので、クビになっても仕方ないです」なんて心の中でつぶやきつつ涙を流しながら「クビだけは堪忍してええ」などど言って首を繋ごうとしていた。

 

 

なんだか甘酸っぱい思いを抱きながら、俺、どうも「そろそろニンニクから脱却しないと死ぬ」とか思ってはまあなんというかすぐに忘れる。

 

 

 

 


どうしてこんな人生になったのか。
不可解である。流石に生のニンニクを食うことだけは避けておいたものの、そんなことは大した問題ではなかった。前日の昼に生ニンニクを食えば、なんというか「そんなことは関係ない」というのは俺の問題ではなかった。

 

 

 

 

じゃあなんだ…俺はどうすればいい?

 

 

 


教えてくれ五飛…ゼロは答えてくれない。ゼロも教えてくれないなら、俺は本当に大事な人に教えてもらうしかない。

 

 

 

 

 

池袋の空は今日も高く青い。


人々はもはや自粛なんて言葉を忘れて集まってくる。俺もまた、その人数のうちから解放されることはない。

 


最高の散歩コースを想像しつつ、まさか並びありで、店長目の前に座ることも許されず、そしてなんだか高まる気持ちを抑えられずに俺、「いやー、女の子と遊びに行くのに中盛り食うのはどうなの?」なんて自問自答する暇もなく入店したのであった。

 

 

 

 

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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目の前に現れたのは相変わらずの洗面器。
遠くに見えるのは店長の笑顔。横に見えるのはドン引きしてるお連れさまの表情。

 

 

 

 

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まあ、いいや。俺、多分食いたかったんだし。

 

 

 

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ズルッとやれば嗚呼…やっぱりこのブツは最高だ。全ての「美味いエッセンス」が口の中を侵略する。完璧か…

 

 

 

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お肉並べてみればもう最高ヶ原。

 

 

 

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このロース肉でつまみ上げる麺よ…最高にうまいなマジ。
堪能した。

 

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

その後は早稲田方面までお散歩して帰宅。

 

 


こういうのが最高の休日って言うんやな。

 

 

 

 


なんて思いながら俺はそのまま自宅に帰宅して、寝た。腹一杯だったからな!

 

 

 

 

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光陽楼 『北海タンメン大盛り 五目チャーハン(シェア)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キリヲさんが恋だの結婚だの言ってるの、馬鹿馬鹿しいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そのまま貫き通してラーメン食って早死にしてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっくりそのまま言われた。そりゃあもう、屈託ない笑顔で言われた。怒りすら湧かないほどに清々しい笑顔で。


言う人間が変われば受け取り方も変わる言葉だが、この人…首にUSBメモリーをジャラジャラ言わせ、アフロ気味のパーマにサングラス、アグリーセーターに身を包んだデボネアおじさんに言われてしまえば仕方ない。

この方の名誉のために念の為言及しておくが、多少言葉を盛ったことは認めておく。

 

 

 

 

 

俺はもう、腹をくくるしか無いのかも知れない。
もぅマヂ無理。諦めよ。俺、心の底から温かい家庭を築きたいと思っているタイプの人間だった。何よりも妻を愛し、子を愛し、ラーメンなんか二の次で生きる姿を想像していた。

 


それが、どうだ。身の回りに集まってくる人々は癖の塊みたいな人たちしか集まってこない。
クセ強いひとばかりである。俺を中野で拾ったのは、何回車検を通したかわからないデボネアだった。

 

 

 

どうも最近は中野に縁がある。中野どころか高円寺なんか週3くらい居る印象すら自分で感じる。


最近は信濃町への定期券も手に入れたが、俺はヨツサンに行くこともなく、せいぜい代々木止まりで済んでいる。


クセつよスポットをラグランジュポイントとして俺は衛星のようにぐるぐると世界を回っている。その遠心力が磁場を生み出し、何か面白い話が寄ってくるなら万々歳だ。
結婚相手も純粋な恋愛相手も…そう、中学生みたいな恋愛をいつまでもしたいとか思っている俺は、たぶんもう望みを立たれたと感じた。

 

 

 

 

 

じゃあ、どうすればいいか。

 

 


俺はニンニクとニラという最高の組み合わせを、大量のアブラと細かい肉で慈悲もなく炒められたブツを麺で飲み込むことを選んだのである。

 

 




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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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大先輩たちにドナドナされてやってきた中野新橋

 

 

 


北の大地に生まれ、海に興味を持たなかった俺はその意味を…5行後に理解する。

 

 


ヤニの臭いは危険な男たちの香りだ。

 

 

 

 

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まずは五目チャーハンで口の中をメンテナンス。

 

 

 

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これはチャーハンではない、カニだ。

 

 

 

 

 

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麺引っ張り出してズルっとやれば嗚呼あああああああアッツ!!あっツゥイ!!

 

 

 

 

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ベーリング海から流れてきた流氷が海を封じ込めるかのごとく広がる油膜…すべてを理解した!

 

 


後を引く味は至ってシンプルなタンメンだが…これまじで都内一レベルのニンニクじゃねえか。

 

 

 


最高か。上等だ。
ニンニクは男のフレグランスだ。

 

 

 

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液アブラには胡椒が合う。俺はこれを最近知った気がしている。

 

 

 

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目の前のおじさんからチャーシュー1枚パスが来る。俺は感謝の土下座を油面ギリギリスレスレで敢行した。

 

 

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一味ではなく七味が添えられることの意味よ。俺は何も理解せずに涙を流す。矯正排熱のためだと言っても過言ではない。

 

 

 

 

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底の方から麺持ち上げれば細かい肉片とニンニクのかけら…これか、俺が食いたかったものはこれだったのである。


堪能した。

 

 

 

 

 

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サクッと完食当然 #完飲制倶楽部 ゴクゴクブチカマしお会計…ゴチになりますして退店!!

 

 

 

飯を食った後にああだこうだ語り合うのは最高だ。

 

 

 


眠気と戦いながらも湧き出る感想をぶつけ合うサマはヲタクそのものだ。
感動のひとときであった。絶対結婚しよ。恋しよ。

 

 

 

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ホープ軒 環七丸山店 『ラーメン』

 

 

 

 

ラブストーリーは突然に

どうなる

 

 

 

 

 

 

 

 

わからん。
わからなさすぎる。どうしたらしいんだ。

 

 

 

 

 

 


全然わからん。昨日あんだけ「愛」だとかなんだとか言っておいて俺は何も理解していないのかもしれない。
愛が二人を切り裂いたストーリーからすでに40年近くが経とうとしている。愛の伝道師ことマーヴィンおじさんは結局愛に振り回されて死んでいった。

 


明日のこともわからないのに愛のことなどわかるはずもない。

 

 


でも唯一わかっていることがある。急に自分に自信をつけて自撮りを上げまくる感じとか。ラーメン食ってもウケないってわかったらかき氷食い始めたり。痩せてた後に他のデブのことをいじめ始めたりする精神的なデブがいたり。辮髪を切られたモンゴル兄さんがちょっとかわいそうだったり。ラーメンよりも「ラーメン食べてる自分が可愛い」と深層心理で思ってるやつは針をあげてくれ。

 

 

 

 

 

とかなんだとか言いながら二郎を食った臭い口をどうしようか、なんて嘯きつつ俺は歯を磨いてブレスケアをかじったりしていた。

 


そういや阿佐ヶ谷の店2件に挨拶しに行かなきゃならない。俺は阿佐ヶ谷いちの自炊おじさんに連絡をし、ちょっとビール屋に着いていくついでに某やきとん屋で一杯やらんか、などと誘ったわけだったが。

 

 

 


そういうときに限って連絡してくるのが人恋しい紫のおじさんだし、家でテレワークしながらスタンバってるのは恐縮くんだったりするわけだから罪深い。
俺たちはすべての想いを抱えながら中央線で大集合をカマし、やきとん屋の前までダバダバ言いながらスキップしてみたら…やきとん屋は真っ暗だった。

 

 

 

 

愛は盲目だ。
誰も酒など飲んでいなかった。愛を消化するための足取りは非常に軽く、レッドブルを必要としなくても俺たちには翼が生えてくる。

 

 

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遠く遠く彩の国の端っこに足を踏み入れ、俺達は愛を消費して健康になることを選んだ。

 

 

 

 


身体の隅々に血液を送り直し、すべての整いを手に入れ、目の前の世界がクリアに見えたと思ったら…
クリアに、見えた…と思ったら、環七沿いのラーメン屋の光まで見えてしまった午前0時前。

 

 

 

俺と紫のおじさんは映画館のサイトを開きながら食券を買い、入店しても画面と格闘する戦士と化す。

 


そんな俺達もラーメンが目の前に現れてしまえば、従順な下僕と変身を遂げるのであった。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

 

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世の中がすっかり深夜のラーメンを忘れたこの2021年初頭。
禁断の果実をかじった男たちの手に握られたのは希望、そして絶望の槍。

 

 

 

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突き刺した先にあるのはLCLの海ではなく豚骨ベースのスープと麺だ。

 

 

 

 

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ズルっとやれば嗚呼…最高に美味い。整った身体に沁み込むポークヘイジースープの浸透圧は無限大である。

 

 

 

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ネギぶち込みまくり天地返して熱を加える…俺達は豆板醤とニンニクを投げ入れることも許された。


深夜のラーメン…こんなにも美味いとは。

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

俺は店の外で初日夕方の回を予約。
完璧に整った。

 

 

 

 

 


ラブストーリーは突然に…どうなる!?
乞うご期待。

ラーメン二郎 荻窪店 『小豚 生玉子 』

 

 

 

 

 

 

しょうもないネタバレに怯えるのと同時に

未経験の人間にその良さを伝えるのはとても難しい。

 

 

 

 

 

 

 

最近、それを思い知ったことがあった。

 


どうも「流行り」みたいなものが本当に苦手で。最近の口癖とすれば「チェンソーマンと鬼滅の刃と呪術廻戦は読んでません」なわけだ。「トレンド」っていうものに関してはチェックはすれど、うっせえわ、の一言で片付けてしまう。悪い癖だ。

 


市井の社会における流行はそれこそ「消費」という言葉が最も適切な言葉だと感じる。誰もワニのことを覚えていない。ワニのことを覚えていて、今も愛している人だけが市井の人間に石を投げることを許される。

 

 


わかりやすいものを絶対的な物量で宣伝すれば、どうせ嫌でもその言葉が脳内を支配していく。「愛している物・事」のシリンジが心臓に突き刺さり、内容物が血液と同じように流れていくからこその愛になる。愛する人を作る血肉となったものだけが、俺の信頼たる人間だと考える。未だにタピオカ・台湾茶屋に並ぶものだけが、『消費者』に石を投げることを許される。

 

 

 

ヲタクたちの熱量に、それ以外の人間たちが怯えていくなんて本当によくあることだ。
偏愛者・偏執狂にしか興味はないが、同族嫌悪的な気持ちもある。偏愛・偏執狂に見えても「チャラい」雰囲気を醸す人間があんまり好きじゃないのはもはや自覚すらある。わかりやすいポップさ、簡単な言葉でああだこうだ言わず「美味い美味いと」と書いている人と‼️を多用する人に関してはとりあえず、俺の眼中にはいない。

 

 

 

話が逸れ過ぎた。
HUNTER×HUNTERの魅力は?と言われて説明できない俺がいたことにショックを受けた。何が良いかも伝えられず、俺はただただその面白さに興奮し、忘れられず、ただただ冨樫のモチベーションが戻ってくるのを待ってるしかない自分がいる。

 

 

 

じゃ、俺。ラーメン二郎の良さって伝えられているだろうか。

 

 

 

 

 

 


多分写真なきゃなんもできねえだろうな、ってなんか落胆したんだけど、そういう時こそやっぱここのビジュアルが助けてくれるんだと思うわけだ。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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昼下がりの天沼陸橋。矢鱈混んでいるのもブレの範疇だが、行列整理の助手からジロジロ見られているうちにそんなことも気にならなくなる。


見ろ…外からの光にも負けないラーメンの神々しさとライトの妙技よ。

 

 

 

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後ろ見てみりゃとんでもねえアブラの量だ。

 

 

 

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味噌辣油作って温野菜サラダ食えばもう最高よ。

 

 

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天地返してズルっとやれば嗚呼…ど乳化お汁を引っ張り上げる硬めの麺よ。最高に美味いじゃないか。これぞ荻窪の味だ。

 

 

 

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ブタさん広げてみればこれまた立派なブツばかり。美味かったけど全部、口の水分を引っ張っていくものだった。

 

 

 

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生玉子つければ乳化だっつうのにこれが本当にマッチする。お醤油濃いめのお汁に俺は感謝の正拳突き1万回を敢行。

 


堪能した。

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

近づくXデーに怯えながらも仕事を少しずつ始めた俺は、自分のやれることをやっていくことによって自分の価値と.愛を高めていきたい。

 

 

 

 


そう思いながら仕事…してたら馬鹿どもが「サウナ行きたい」って騒ぎ始めて俺はすぐに心が折れたんだがな。

 

 

 

 

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analog. 『カレーJAPAN350 肉増し』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に色々なものを無くしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

数えればキリがない。

 

 

 

 

 

数多くのトラウマがある。単なる「喪失」の経験の話はしていない。ものをなくすということに関して、俺は変に「プロフェッショナル」であるという思いがある。

 


幼少期からものをなくした経験が多過ぎた印象だ。家の鍵や給食費まで無くした。大抵は家の中にあるんだけど、どうもそれを毎回滅茶苦茶怒られてきたのにも関わらず、一切治ることがなかったように記憶している。

 

 

10代の頃にめちゃくちゃ辛かったこととして覚えているのは、ハイパーヨーヨー(発売日に並んで買ったステルスファイヤー)、腕時計(Baby G)だった。どれも思い入れがあるもので、特にヨーヨーなんかわんわん泣いた。まだあれ小学6年生ころだったはずだ。結局どこからも出てこなかったし、未だに誰かにパクられたんじゃないかとも思っている。その直後くらいに大量集団万引きに巻き込まれたこともあったくらいだ。

その時も俺は何も知らされてなかった。被害に遭わなくてよかったと安堵していたはずなのに、どうもその時の俺は「疎外感」を覚えていた。

 

 


そして俺は、どうも腕時計というものに苦手意識を持っている。腕が重たくなるということが耐えられない。気づいたら外している。そして無くしたのは1個目のG shock、というか祖母が懸賞で当てたBaby Gだ。


あれはもう、どのタイミングで無くしたのかも覚えていない。

 

 

 

酒が飲める年齢になってからも腕時計を外す癖は治らず、大学生になってからもG shockを無くした。無くしてから数日経って気づいた。今となってはどのタイミングで無くしたのかもわからない。酒と共にどこかに流したのか、それともうっすら覚えているのはバンドのスタジオ練習だ。あれの時に外したことだけはなんだかうっすら覚えているのだが…どうも今も納得がいかない。やはり向いてないんだと感じ、Apple Watchをはじめ、どれだけ金を持っても高級時計などを買うことはないだろう。
恋人や家族に時計をプレゼントされても、俺はほぼ腕にはつけないだろう。それが俺の「物と思い出」の守り方だ。

 

 

 

無くしたものといえば、記憶に関しても枚挙に暇がない。それが辛い思い出であればよかったものの、大抵楽しいことばかりが、脳の処理能力を止めて行く。
想い出に注がれる愛情も存在するはずなのに、どうしてこうも俺は、俺のカルマは残酷に降りかかるのだろう。

 

 

お気に入りのキャップを無くしたのは確かにここの店を訪れたあとだったが、あの歓喜によって俺はその運命を受け入れざるを得なかったのだろうか。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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記憶をなくしても忘れることはできない、思い出の味はおそらく身体で覚えている。
しょっぱくて濃くてニンニクなカレーのことだ。

 

 


パクッとやれば嗚呼…痺れる。当然ながら味覚として痺れる要素はない。だが俺の細胞は覚えている。これはシビれる味なのだ。
最高か。

 

 

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おまけに回数券もまだ残っている。金を落とさないという選択肢はないと考えれば当然110円積むしかないのだ。

 

 

 

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お肉たっぷりなカレーって…うれしーよね。

 

 

 

 

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ニンニクぶちまけて食えばもう最高!これはもうブチ上がっちゃっても仕方ない!!マジ最高。俺は水を飲むことすらやめたくなる血中塩分濃度を愛してやるよ!

 

 

 

 

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サクッと完食軽く会釈して退店。

 

 

 

まあなんかキャップ…どっかにありそうだな、なんて思いながらも。
なくしたものを取り戻しに行く、ってのが俺の2021年のテーマだな、ってちょっと思ってる。

 

 

 


何をとは言わないけど、あれを見たせいだと思う。

 

 

 

 

 

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味噌っ子ふっく 『坦々麺 ちゃーしゅー飯』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんというか真面目な話をし始めたら天変地異が起こって、だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイムスリップしたと思ったら時空警察に捕まってサンタモニカにぶっ飛んでたとしたらどうする。

 

 

 

 

 

真面目な人が破天荒なことをし始めるよりも、だらしない人が真面目になるほうが怖い気がしているのは気のせいでしょうか。

 


そもそもの話何が真面目か不真面目か、という定義すらも曖昧な状態でこんな話するべきじゃないのである。

 

 

 

正直者が馬鹿を見る、というか、なんかバカ真面目にルールを守っている人間が馬鹿を見る瞬間がある。そんな気がしている。

 


ルールというよりも暗黙の了解によって定められた慣習に過ぎないことも多々あるんだけど、どうも一人そのルールをぶち壊した瞬間から何かが音を立てて崩れる気はしている。


例えば。例えばの話だ。政治家によって世間相手に定められた悪法があったとしよう。
そういうものによって我々が生活の不自由を感じ、その政治を司る者が明らかに恩恵を受ける、もしくは「偏見によって様々なことに制限をかけられている」ならば、何かこれをぶっ倒すときにスカッとする思いが生まれるのかもしれない。

 

 

だが…大抵のルールは、そのルールが敷かれる理由を以って生まれている。
そのことをきちんとご理解いただきたい。

 

 

 

以下は完全に俺の見解である。

 

 

「合流待ち」の問題点について。
例えば地方都市に行くと、よく整理券発券機が置いてあって。それのボタンを押して紙を受け取り、書かれた時間に行けばそのまま席につけるという寸法である。
非常に合理的でかつ分かりやすい。誰もが苦心しないで並ぶことができる。

 

これは何故整理券制が導入できるかというと、ほとんどの座席が「ボックス」化して、集団もしくは個人の空間が守られることによるわけだ。

 


例えば、地方のハンバーグ屋。整理券発券機が置かれている。人数を指定してボタンを押せば、番号が書かれた紙が出てくる。指定の時間に到着し、待ち、1集団丸ごと空いたボックス席に入店する。

 

これなら何の文句もない。町の定食屋の昼時のように相席にされる可能性はまずない。気まずい思いをする必要もない。

 

だが、都内のような狭い土地に構えた混雑店ならどうだろう。当然ボックス席などあるわけもなく、集団で訪問しても全員が並んで座れる確証もない。例えばこのクソ寒い中、しっかりと人数揃って入店できそうな計算をしているときに、前に並んでいる客が「ここ取っときました」なんて我が物顔で入ってきた日には、寒空で待つ時間が20分ほど増えることになる。

 


しっかりと人数を揃えて並んでいる人間がバカを見る。それは個人的な感情において許し難い暴挙だ。

 

 

 

そして…店の入り口に「合流禁止」の貼紙が掲示されていたらどうだろうか。
あなたはどうするだろうか。

 


例えば「喧嘩っ早そうなアニキ」がそれをやっても指摘できるだろうか。性格の悪そうな老人がそれをやっても指摘できるだろうか。

 

 

 

 

 

じゃあ車椅子が必要だったり、並ぶことが出来ないお客はどうするか。

簡単なことだ。

 

代表待ちをする人間が、並ぶ前に店側に丁寧に説明をすればいい。

 

誰も文句を言わないし、並んでるこっちとしても事情は察する。

 

店側にもそれを受け入れるくらいの度量は持っておくべきだ。

 

 

なかなか難しい問題なんだろう。先のJRの件だって、それを対応すべきスキル講習などを受けた一人もいなかったことがまず問題だ。

 

 

「事情あり」の場合はまず相談。

 

報告・連絡・相談。絶対に必要なことである。

 

トイレに行くときも一緒。前、もしくは後ろに並んでいる人間に一言言えばいいだけの話だ。

 

 

 

 


そんなことを考えながらも、俺はいつもの味噌っ子ルーティンに従ってボタンをポチポチすりゃあ何となく気持ちも落ち着いたのであった。

 

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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ハイパー味噌っ子ルーティンを限定一回でぶっ飛ばして戻ってきました!やっぱり坦々麺のビジュアルはたまらんものがある。

 

 

 

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そんでもって坦々麺が出てくるまでちゃーしゅーめしを我慢するなんて不可能です。

私は爪楊枝を一つ浪費してチマチマと摘んでしまう我慢できない男。

 

 

 

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ズルッとやれば嗚呼…最高すぎないか。

ベースでさえ既にただの味噌ラーメンから完全に逸脱したポタージュ具合なのに、様々な具材に加えて散りばめられた痺れ要素がまた完璧な具合で刺激を与えてくれる。

 

 

 

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AJTMAZMSぶち割れば今日も最高得点更新!本当です◎!!

 

 

 

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当然最後はお酢プレイして堪能した。

 

 

 

 

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サクッと完食当然 #完飲制倶楽部 ゴクゴクブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 

 

 

 

麗かな春の光を浴びながら俺は水道橋で白湯を飲みまくった。
いい1日だったな。

 

 


慎ましくマナーを学び、守りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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つけそば丸長 目白店 『チャーシューやさい大盛り甘め 生玉子』

人生には一つ二つの曲がり角があるもので

何がきっかけになるかはわからないものだと思います。

例えば、失恋のきっかけ。相手への幻滅。これも何がきっかけになるかはわからないもんで。俺が聞いた話で一番これアレだなぁっていうふうに思ったのは「彼女がやってるバンドが好きじゃない」という理由だった。あれ、なんか心が痛い…あれ…あの頃は若かったな。

そういう話でアレだなぁ、と思ったのは「スターウォーズEP9が面白くなさすぎてフィギュア買う気が失せて浮いた金でシーシャにハマってしまった」というやつだった。
その時俺は、そいつといた。金曜日が休みの男はなんかウキウキで「キリヲさんち行っていいですか?」なんて連絡をしてきた。
夜まで居座るなんて珍しいな、と思ってたんだけど「あ〜このままクソ映画見るんか〜」とか小声で言ってるし。俺はインスタのキャプションを書きながらなんかテレビをつけるやつの後ろ姿を見た。

あいつは金曜ロードショーを見始めていたのだ。アレだけ酷評していたスターウォーズEP9を。

見るんですか!?本当に見るんですか!?とか言いながら奴を散々ムービー撮ってバカにしていた。俺もまあ適当に、シーシャ吸いながら鼻ほじりつつ奴と画面を交互に見てたら某キャラ死去の時にとうとう声を出して泣き始めるコイツ!!どうしようもねえ!!!!見進めてたら今度はハリソンフォード出てきた時にまた泣きやがるこの野郎!!俺も散々おちょくってたのになんか最後嗚呼いい話だね、って彼に言ったのに彼は「オチ最悪」とか言ってふて寝して終電を逃した。

ウダウダ文句言いながらも「お前何回見てんの」の質問に「10回は見てない」って答える奴、信用できんよな。

俺はこいつのことを見習ってエヴァQを見直すことにした。泣き疲れて寝たバカを放っておいて。
2012年、沖縄は桜坂劇場での公開日…俺、1時間半くらい待ってチケット買ったことよりも「待たされてこのシナリオ何なんだよ」とブチ切れたことだけが記憶に残ってた。
なんというか嫌な記憶も寝かせりゃわりといいものになってんだな、って思うんだわ。
だから終電逃して俺より寝てた奴への怒りも忘れて目白に向かった。別に怒ってなかったし。

 

 





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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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よく考えりゃ年末から来てなかったのも別に意味はなく。

 

 

 

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ただただ土曜朝に宇ち多゛へ行かなくなるとここの足まで遠のくのかと気づいた次第である。

 

 

 

 

 

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見ろ。俺はお野菜と肉が食いたかったんだ。

 

 

 

 

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即刻麺ドボンしてズルッとやれば嗚呼…美味い…やっぱ甘めは小鉢の方が強く感じるがまあブレの範疇。
最高か。

 

 

 

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硬めに締まった麺はやっぱラー油酢醤油で食うのも最高に美味いわ。
なんという幸せな時間だろう。

 

 

 

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つけ汁スープ割すればいい感じに白濁しててたまらんやつだった。

 

 

 

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サクッと完食当然 #完飲制倶楽部 ゴクゴクブチカマしフィニッシュムーブお会計して退店。

 

 

 

その後は宝の山を見たり

 

大久保でシーシャフレーバーを探したり


新宿まで歩いてガンプラ見たりして帰った。

 

 

 


なんだか俺はエヴァ見に行かなきゃいけないのかな、って思い始めてシネマシティのログイン画面をブクマした。

 

 

 

 

 

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