暇が何よりも嫌いな私には、家でじっとしているなんてできっこないのだ
限りある24時間を充実させたい。このコロナ禍のいまでもそう思っている。
その想いと、本当は心底だらけたい、という強い願いが葛藤している。
要はこうやってiPhoneを片手に過ごしては「無駄な1日だったなぁ」なんて罪悪感に駆られることもしばしばある。特に体調を崩してからは顕著だ。まあマジで体調悪いんだけどさ。早くGの話したいんだけど、可なりの数の未投稿が残ってしまっている。
こういう状況になって、初めてわかったというか、実感したというか。
人間とはなぜ生きねばならないのか。なぜ死に対する恐怖を持っているのか。生への依存は何故に起こるのか。生命はなぜ進化と繁栄を目的として生きているように見えるのか。より哲学的な想いを抱きつつも、より「自己」に向き合う時間が増えた。「社会」と「自己」が対になっている感覚が、より明確になった。エッジが紫色に光って見えるようになった。街の縁が自分と違う色として映っている。
どうやら俺はまだ、まだというか、街の底から這い上がることができないのかもしれない。
でもこれは自己肯定感の否定ではない。もう、そうして生きるしかないのだ。エネルギーを貯めるにもそれなりの覚悟が必要になる。
浮浪雲も「怠け尽くしたらやる気になる。そういうもんでやんす」って言ってた気がするから。
生きてりゃいいことあるな、って色々思わされた時間だった。
こ、
こ、
こ、これは!?!?!?
とうとう焦がし正油ラーメンにありつけた。感謝の正拳突き1万回を済ませ、後ろに並んでいる神様に情報を提供したら「マジカヨ!頼むなよ!!」なんて言うんだから意地が悪い。
そして俺も意地が悪いからこそ焦がしブツの写真を撮って拝んでしまう。拝むべきレベルのブツなのだ。
久々の御対麺に心躍る。いつもよりズルっとやる勢いがつく。
ズルっとやれば嗚呼…美味え…ファーストバイトがうまいラーメンってたくさん印象にあるけど、こんなブツがあっていいものだろうか。
ネギ摘んでズルっとやればうはは、うはは!これだよこれ!!香ばしさと麺の力強さの狂いそうなほどのマッチング。Tinderでもタップルでもこんなに良い相手には出会えないぞ!!
AZMSしたAJTMブチ破ればもう、家でこんなブツ作る気が起きないよな。俺の中ではここと味噌っ子のAJTMがやはり二大巨頭だわ。
サクッと完食無理やりKKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
外に出てみればお茶AZMSしたりメジャーでソーシャルディスタンスを測られたりしたがまあブレの範疇。
忘れることのない大切なひと時、俺の頭の中にはeastern youthが流れていた。
奴は慣れ親しんだイトーヨーカドーに軽く敬礼をし、口元に寂しさを漂わせていた。