世知辛さどころか怒りと虚無のオーバードライブ
俺はスタジオでいつも通りファズを踏む
そんな週末は先週のこと。俺は3・30に予定していたライブに向けての準備をしていた。それももう、すっかり中止が決まってしまった。
とはいえ、俺の音楽活動などはお遊びという認識しか受けられないだろう。ラーメン食って文章書いて自己承認欲求を満たしているのと変わらない。
「インスタに上げるためにラーメン食ってんだろ?」と、仲のいい奴から野次られるのはいつものことだ。当然彼らの物言いは冗談ではあるが、インスタのために辛い思いでもしている、と本当に思っている人がいるのだろうか。
西の町から東の最果てへの道のりも絶えた。
郷里すら感じる立石に思いを馳せるものの、
死に至る危険をアレしてまで食いにいきたいレベルではない。
願わくば早く、この騒ぎも落ち着いてほしいと思うばかりだ。
個人事業主や会社を経営しているラーメン屋や飲み屋を「俺が支えよう」なんておごった気持ちは全くない。
政府は早く最低限でも保証をしろという気持ちだ。
人々はマジで家にいるべきだし、俺はこの週末マジで人との接触を必要最低限としている。過剰とはいえないレベルの食料は買った。普段食わないせいで米の備蓄もまだまだあるから、まずは冷凍しておけるおかずを多数用意した。
品行方正の話をこないだしたけども、自然の脅威に逆らうほど馬鹿じゃないとだけここにお伝えしておきたい。
改めて俺、この頃の思い出を愛でていきたい。あの平和だった日曜朝、バンドの練習前のエネルギー補給のために走る青梅街道。
いつだって笑顔で迎えてばかりだ。俺からの恩返しはただただこれを食うだけである。
こ、
こ、これは!?!?!?
ご存知の方もいるかもしれない。俺はここで辛味噌と坦々麺のルーティンを守っている。
気分次第とか驚きもない。本当はそう思っている。
のではあるがなぁ。ズルッと啜っちまえば「嗚呼」って出ねえことはまずねえんだ、ここんちは。
ズルッとやれば嗚呼…マイルドな口当たりに隠れた支離滅裂さのない均整の整った旨味が、口腔の粘膜から幸せとなって染み渡るのをあなたはわかるだろうか。
御行儀良い優等生かと思うだろう。違うね、このひき肉まみれの麺を見ろ。エクストリームだ。
ちゃーしゅー飯の肉も脂身多いところに当たれば歓喜の渦。
AZMSしたAJTMだとしても俺はこの良さ、美味さを伝えたいんだ。
当然最後はお酢ぶっかけだ。これは動画しか撮ってなかったな。
ガキの頃の俺は「そんなことしたら薄まるじゃん」としか思ってなかった。
最高だぜ、お酢はよ。本醸造だとかそんなことはどうでもいい。こだわる前に食え。
サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
しっかり手洗い消毒をし、秋葉原でDMBQを見て大優勝かつ耳キンキンで帰宅。
最高の1日だった。こういう日を取り戻せることを願っている。