好きな言葉はリスペクト
嫌いな言葉は品行方正
ここに大きな差がある。俺が品行方正に見える存在ならばそれは俺のリスペクトに溢れた存在であり、そうでなければ簡単に言えば舐められているかもしれない。こればかりは俺もADHD気味の人生なので、何年付き合っても自分のことがよくわからねえ。先に言っておくが月亭方正は嫌いじゃない。
帰属意識の話なんかもう何度もしてきているくらいだ。飽きたけども新しいアイディアが次々と湧いてくる。
つい先日、うちのアパートの横にあるコンビニの店員が卒業していった。前日に「私、明日までです」と、流暢な日本語を操った彼はムスリムだ。
彼はとても真面目で敬虔なイスラム教徒である。ウズベキスタン出身の彼は日本国内、地方の学校に通うらしい。彼にはもはや言葉の壁はないので、なんだか安心しているとともに、すごいなと感心してしまうレベルであった。
彼は俺の買うものを覚えており、俺の顔を見たとたんに僕の前を歩き出しては商品をとり、レジでスキャンする。大しておしゃべりもしていないのに、そういうことが好きな俺の人格まで見透かしていた。
明日出勤?と、俺は台風の前日に彼に聞いたが、時短になって安心した、と言っていたし「そんな日に仕事したら私神様に怒られてしまいます」と言っていた。真面目だ。信心深さがあった。
ふと思い立ったところがある。日本人って無宗教だから、何が悪いことで、何が良いことかの判断が曖昧であり、上から言われたことを素直に「はい」と言えてしまうんじゃないかと。会社が拠り所で、国という単位に囚われているなら俺は歴史ある宗教を学ぶなり、哲学を持つべきだと思った。
まあそうとは思っても俺、エクストリームラーメンの外に出たくなる瞬間もある。でも結局俺が選ぶのは限りなくエクストリームなメニューで、そういう時の勘は大体当たるのである。
こ、これは!?!?!?
最近は400円の昼飯を心がけており、それを著しく超えるものを禁忌としていた俺はこよ店の前に来て並びが3しかないのを見れば、あっという間にその方針を捨てて「今日くらいは良いじゃないかグヘヘ」とか呟いてしまう。
ズルッとやれば嗚呼…クセのない味噌の風味がオイリーでファッティーな麺とともに口を飽和する。うめえ。。。この味が引き起こすディジーズ正しくオールアイニードイズ。
当然飯にアブラ移植。デブの真骨頂爆発。俺、昼休みの終わる時間なんか気にせず。赤いボールブチ割り紅に染まった俺をキムチでビンタな気分に誘い候。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
最新仕事がやりやすくなって可なり気分を持ち直している気がするんだが、リスペクトって大事だなって本当に心から思う。
あなたの品行方正はどこから?私はね、リスペクトから。