時にはYES
なんて歌ってたバンドが俺はとても好きだった。
有名になった頃には雲の上の存在であった。いつのまにかお互いおじさんになってから仲良くなれたんだけど、流石にこないだ沖縄でギタリストの方にあった時に「インフルエンサーと写真」などと言われて私は恥ずかしくなってしまった。
ラーメンで有名になっても女の子にはモテないからな。
時にはYES。俺個人的にはNO。とりあえずやってみる。
俺、自分のことをあまりにも理解していない愚行をしてしまうことがある。
酒の勢いではない。前夜から考えていたことを決行したのみだ。いや、恐ろしいことにそれは前夜どころか前週からだったかもしれない。
先日も語ったように、ここは戦場である。誰がなんと言おうと俺には戦場だ。心の準備ができていないものは来てはならない。俺にとってのジハードは三田ではなく神田神保町で起こる。
でもな。イージーモードという選択肢もあるのだ。たしかにだ。そのゲーム自体は楽しいから、難易度を下げるのは至極当然のことだ。
到着して助手さんに挨拶。俺、店主には洗いざらいを話して心を落ち着かせて着席しておとなしく待っていた。当然宇ち多゛の存在は知っていた。やっぱり二郎と宇ち多゛の親和性は高いのかもしれない。
空へバキューン。ひびけバキューン。そんな気持ちで俺はブツを
こ、
こ、これは!?!?!?
小さい…盛りも普通だ…助かった!マジの小丼での神保町、記憶違いでなければ4年くらい見たことがなかったはずだ。
アブラでヤサイ食ってうんめえええ。
天地返し気味に引っ張り出してズルっとやれば嗚呼…うめえ…完全に硬めコールすんの忘れてたが今日の麺は芯がある。
スープもなんて完璧なバランスだ。君はまるでダンスしてるみたいに。
あっという間になくなってしまいそうなブツを見て俺は落ち込んだ。こんなはずじゃなかった。
美味いのに、美味いのに俺は非常に残念な思いを抱いてしまった。100%のコンディションの時に来てはいけなかったのだ。
ブタさん見てみればこちらも…いや十分でけえわ。
サクッと完食フィニッシュムーブ「足りなかっただろ」と聞かれたらそりゃ「足りました」と言うしかないな、と思いながら深々と会釈して退店。
自責の念に駆られたがaikoを聞いてなんとか気分を盛り返した。