クリスマスの4日ぐらい前
綺麗な心を持ってる友達から連絡を受けた。
いや、俺から連絡をしたのかもしれない。と思って調べてみたらやっぱり連絡はヤツからであった。「ホーガン」と呼んでいる青年である。
付き合いは長いようで短い。過ごした時間で言うとトータル6時間くらいかもしれない。でも、なんだかんだ言って繋がったままだし、色々と可愛いヤツだ。
心が綺麗かというとそんなことはないかもしれない。
いや、たぶん…たぶん結構、汚いかというとくすんでるという方が正しい。
会って早々に「ノートPCを買おうとしたら一瞬で審査落ちた日本死ね」
とか言いつつ頑なにフリーターであることを諦めない人間である。
私はこのくすみこそが日本人に足りてねえド根性であるとし、この春、バカ田大学大学院人間科学研究科に博論として提出し、民明書房から書籍を発行したいと考えている。ところで僕のインスタのキャプション、ブログを書籍化したいという奇特な編集者の方はいませんか。
というわけである。こういうアホな若者と集まる日はやはりクリスマスイブでなくてはならない。
行き先はホーガンが俺にずっと推し続けていたあそこだ!なんだか「一人きりで過ごすクリスマス辛えよぉ」とか言ってるコロ助も放っておけなくて呼び出したが、当然行き先は直前まで伝えず夜になってから「神奈川だけど」と伝えるとコロ助はキレた。品川で待たせといたらブチ切れた。
以前はクソ大行列だったという。私はずっとそういう話を聞いていたので、ここに行くのを避けていた節もあった。
しかしながら到着してみればなんてことはなく、色々とオーダーが面倒くさいことだけが問題で、店員の態度は極めて高圧的。新町がかなりいい感じだったことを考えると、ここにはやはり何か磁場みたいなものがあるのではないか、と思わされてしまう。
大盛り600g申請をしてみた。横に座ったホーガンはカタメとか言って早めに食い始めていたが、俺の丼を見て引いていたのが一瞬で伝わる。
こ…
こ、これは!?!?!?
なんとすり鉢で来た。これはびっくりした。野猿でも600で頼めばまあすり鉢だし、そんなもんかなとは納得はする。
しかしながらどうだ。すり鉢の良さは食べやすさである。ブタもなんだか美しいバラ角煮型じゃないか。
ズルっと一口やれば嗚呼…啜れるし美味え。甘ジョッパさに乳化気味の確かにこれ系っぽさ…いいよキミ、とてもいい!とか一人で何様なことを言ってしまったり。
こないだの新町でも感じたが、使ってる一味がうまい。一緒か?ここも。
余裕で食ってたら隣にいたホーガンが食い終わり、大丈夫ですかと声をかけてきた。俺はマジでちょうどいいサイズに感動していたところであった。
サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。
蓮彌系もなかなか深いな。まだたまラーメンやエビラーメンもあるしな。
年明けは武蔵新城を攻めるか。
すり鉢で出てきたから心配したとか言ってるホーガンにアックスボンバーをカマし
コロ助にジャンピングニーアタックをキメて帰宅。
当然明石家サンタを全部見てから寝た。