フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家

ラーメン二郎 荻窪店 『大ラーメン 生玉子』

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前にある全てのものが化物に見える

 

 

 

 

 

 

 

 

わけではなく。
目の前に起きる全てのことをドラマとして見ている。

 

 

 

 

 

多義的な言葉であることを自覚しているが、
ドラマチックという言葉には「非現実性」という意味がマッチするだろう。我々は小説よりも奇となる事実に歓喜し、喜びを得る。

 

 

 


人の数だけドラマがある。
なんてのは意外に言えないとは思っているのが正直なところなんだけど。

 

坂口恭平の本を読んでいると、感受性とそれのアウトプット能力って結局のところは訓練で磨くことになるんじゃないかと。子どもの頃から素直にそれを吐き出していないとたぶん、俺言うところの「退屈な人生に陥る」という俺の主観的な見方がある。いや、子どもの頃っつうより「思春期以降の反抗を押さえつけられた経験」というか。この場合の抑圧ってのはおそらく誰にでもある些細なことだけど、その微細なものもきっかけも何もかも、積み重ねてきたのは些細なもので。その積み重ねによってじっくりと意識を逸らされてきた結果として、あまりにも人権や尊厳っていうものに意識がなさ過ぎる方が多い気がする。シンプルに述べるにやっぱりそれは洗脳的な教育の顛末。この世の中において心・頭の枷から完全に解放されている人間は多分いない。

坂口恭平もまた躁鬱の人だから。

 

 

 


冷笑的な立場でニヒル気取ってマルチ商法だの宗教だの馬鹿にしてる奴は、幻を見ている自分に気づいた時、どう思うのだろうか。たぶん開き直るに違いない。

 

 

 

外国の働き方はこう、外国人の意識はこう、みたいな言論も多々ある。けど現実的に日本の世の中に届く情報は限られたもので、俺もたぶんどこかにある足かせをはずせないでいる。サウスパーク見てりゃアメリカもバカばっかりだということはよくわかるし、だからこそトランプが当選した。それは間違いない。

 

 

 

端的に言って思考不足が目につくだけである。

 

 


たとえば電車で俺の目の前に座っているおっさん。スーツに黒のコートにいかにも仕事用の鞄。どこにでもいるサラリーマンがなぜか黒のニット帽を被りマスクをして電車に座っている。怪しいな、と、何が怪しいかというと「見た目のそれ」だけなんだけど、三鷹から乗って四ツ谷過ぎまでずっと咳をしながらiPhoneをいじっている。迷惑だな、と、何が迷惑なのかもぼんやりしながら刹那的にそう思ったが、このおっさんが新宿すぎで徐に、ニット帽で隠れた額から熱冷ましのシートを外した時、俺は「マジで帰って寝てろ」と思った。事情はあるだろうけど、俺の目には哀れ、としか映らなかった。
俺にとっちゃ「非生産的」どころか「非現実的」な働き方で、そもそもそれが人生にとって大事なことなのかというのすらも怪しいことを疑っているのだろうか。


「価値観は人それぞれ」っていうのは他者を尊重する言葉として最強の言い分だが、無思考の免罪符になってはならない。だからラーメン二郎に並んでいる人間は自問自答しセンシティブになっておくべきだし、わざと回転遅いビジネスとか言われる店は言い返してやるべきである。ぐうの音も出ないような店は3年半、悔い改めろ。

 

 


しかしながら。悲報ながら人気ツイッタラーの店にゃ食いに行く気しねえわな。

 

 

 

 

 

というわけでいつも通りの店になんの疑いもなく食いに行ったわけだけど、肩幅の広い人と入店し即着席、「ッセエエエイ」とかいう声聞こえたけど無視。我々の入店直後、外に6人くらい並んでたのを見ると俺、タイミングいいなってなんかニヤッとしちまった。

 


それがMORALさ。

 

 

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こ、こ、
こ、これは!?!?!?!?!?

 

 

 

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なんか野菜控えめだな、なんて思ってたがまあいつも多すぎるだけだろと。なんか色々AZMS!!

 

 

 

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まずは温野菜をごまだれで食べてだな…やっぱこれが最高だよな…とか。思いながら。周りの人は麺を食い始めていた。

 

 

 


天地返してズルっとやれば嗚呼…最近はいつ来ても完全にK点超えブチカマしてくれる。K点は平均点ではない。

 

 

 

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美味すぎるわ。なんか豚も大きめの二つだがこれは大豚案件だったな…明らかに失敗だったと思えるブツ。

 

 

 

 

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なんかわからんけど変な粉か降ってきたことには喜びの舞で対応した。

 

 

 

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生玉子とラー油のマッチ度ってやっぱ、すごいよね。

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

 

ちょうどいいバスがあるからと青梅街道方面に向かった肩幅の広い人を見送り、俺は相も変わらず中央線沿いを歩いた。

 


冬の香りがした。俺のニンニク臭さを吹き飛ばしてくれるような、冬の香りが。
思考が深くなる季節だ。