俺の夏が終わった。
大晦日は8月17日。明けて18日の御来光を以って私は
「あけましておめでとうございます」とつぶやいた。
U2の"With or without you"が流れる石狩平野を俺は涙を流しながら去った。その涙は人生を讃えるものではなく、台風のいたずらによって我が人生を中途半端での終焉を迎えさせられた悔しさである。
テントの片付けは身体が重かった。重かったのである。
当然ながらそれは、腹に溜まった布袋のザンギによるものであったが。
それだけではなかったのである。ナンバーガールを見れなかった。そしてその悔しさは「いいよなお前はナンバガ一回観てるもんな」という罵倒のせいもあった。
とかなんだとかいいながら実家に荷物を置き、後輩たちの借りたレンタカーを返却しに行った昼下がり。
私は迷いもなく南樽市場の駐車場にピットインをブチカマした。当然ながらライジング帰りっぽいフェスアスリートたちがたくさん訪れていたのは偶然ではない。
ここにはフェス飯では飽き足らないツワモノたちが揃っていたのである。
こ、
こ、これは!?!?!?
この油膜に会いたかった。
七尾旅人のライブを堪能できなかった想いがこの瞬間に昇華できた気がする。
小林製麺謹製の透明感がある縮れ麺!お前に会いたかった!!地獄のような音を出していたDMBQのステージを昨日のことのように思い出したぞ!嗚呼…うめえ!!今回の帰省旅行で最高のブツだ!!
当然増したチャーシューはご飯に乗せて堪能するのが流儀!薄さを考えればご飯のチャーシュー巻は断念だがまあそれはむしろ「喜び」のようなものだ。
トータルバランス考えたら俺の求める純すみ系最高峰のラーメンだな。
七味が最高に会う味噌ラーメンは矢張り豚汁と同義である。
サクッと完食当然 #完飲制倶楽部 ブチカマし軽くお会計して退店。
実家にて後輩たちと焼肉(BBQなんてチャラい言い方はしない)を堪能して最後の夏を楽しんだ。
もう後悔はない。
来年の夏はモアベターよ!