衝撃を受ける一文
ワンセンテンスで己の世界は変わる。
とか言われてすぐに思いつくものではない。
私のように言葉に重きをおく、などと言っておきながら軽めにポンポンとぶっ放す人間はどうも消費型、言語というよりは文字列依存型体質だと言わざるを得ないだろう。
私の心に残る名言といえば思いつくものはアレだ。たくさんある。ほとんど歌詞だし、それ以外は
「実存は本質に先立つ」とか
「色即是空」、
「生きるために食べよ、食べるために生きるな」、
そして「欲望する機械」というやつである。
ほとんどがアレだし偏ってるしこれ考えるにも5分くらいかかったもので、こんなものは本当に心の中にある名言とは言わないのだ。。私の国にこんなことわざがあります。「未来とはフューチャーだ英語で」などと言った日にはただのラーメンズファンであることがバレるわけだが。
名言ならパッと出てくる。当然だ。
そんなわけで私の心の名言はふたつだ。一つはバンドマンとして、ファズをぶっ放すギタリストとして当たり前のように心に留めておけ。
「エレキギターの音を聴く者は、ノイズを聴く者である」
そして我々は心しなければならないのだ。
「トンカツを食べるということは、
脂を食べるということである。」
こ、こ、
こ、これは!?!?!?!?!?
2年待った…2年も待ったというか、もう食えないと思っていたこの、
脂身のお刺身の如きベリーリブ…
店主が丸くなったと聞いたが私はそうは感じなかった。首尾一貫している。
どう考えても偏屈なおじさん(褒め言葉)である。
私は脇目も振らずトンカツにわさび醤油をぶっかけて食えばああああああああああああ!
ひあああああああああ!!
あんめええええええええ!!
なんて甘いんだ…こんなに美味いものがあってよいものなのだろうか。
私はこの世の定説と理りを一切捨て、トンカツにソースをかけないことにした。
お塩もまた合う。最高に美味い。ただただ塩っぱさを感じるだけでない、旨味もある塩…なんだと思う。うめえよ本当にうめえ。
とかいってキャベツにソースかけてたら俺、カツにもソースをかけてカラシを載せて食ってたよ。美味いね。
でもやっぱわさび醤油だな。
途中でどう考えてもご飯が足りないことに気づき、断りを入れてからライスおかわり敢行!
これだからトンカツは罪深いんだ。
大満足で完食フィニッシュムーブ笑顔の店主に軽く会釈して退店。
美味すぎて顔面崩壊しながら食ってたに違いない。
それくらい、丸山吉平の復活は待ち遠しかったのだ。
再開おめでとうございます
破産するまで通う