右肩 刺青 明け方 残像
黒っぽいTシャツを着た時にはもう
中華鍋熱される刺青は味噌っ子のようだった
とかなんだとか言っておいて残像を、残香を忘れられないのは木村師範代であり、ポチ前川であり、そして昆布水大好きおじさんである。
記憶探し 旅ばかり しかしいつしかそれは妄想に変わる。
30分間2万5千円の過ちは、今の向井秀徳に何を与えたのか。
同じく地獄のような自意識に苛まれる私としては、その思い、抱き、懐かしくもなるのはすでに我々が出会ってから15年以上が経つからだろうか。
明らかに向井秀徳は私の先人である。
そんな妄想をしながら私は高円寺で煙を吸っていた。魂の養分補給であった。養分はスムーズに吸収されるべきである。
それは例えばカルシウムとリンの関係性のように、私の中に溜まったサイケデリックで紫な煙はビールを求めた。
そして歌を求めては、私。新宿に、なぜか新宿、電車に乗れば新宿に降り立ち、ベルクでビールを飲んで隣のおじさんと会話を楽しんだりしてNOT WONKのインストアイベントに行った。
ここまではほぼ妄想の話であることがのちにわかる。
私を乗せた中央線は荻窪で止まらず、私は三鷹までたどり着いた。ノンフィクションの話である。
そうこうして荻窪に到着。私はまた、また下ったのだ。遥かなる青梅街道。到着してみれば店内はほぼ満席、入店し食券購入、店主の眩しい笑顔と胸元の刺青(Tシャツのプリント)に軽く会釈して着席した。
ドキドキを止められなかったために我々3人で連席なんかどうでも良いと思っていたが、結果的に店主のご厚意によりお気遣いAZMSする次第であった。
こ、これは!?!?!?
ほぼ毎週このツラを拝んでいるが…飽きないものだ。本当にな。
しかしながら今回は私、辛めにしたんだ。辛めにしたらオペが一人だけ変わるので注意。「辛いっすよマジで」などと店主の脅しは私には聞かなかったが、それはただ私が馬鹿なだけだった。
しかしながら天地返してずるっとやれば嗚呼…いつもの旨味にこの唐辛子の罪が加われば悶絶せざるを得ないブツ。うめえ!
カプサイ罪(Sin)。彼の名前だ。
麺はもっちり硬めで美味いしこのいつも以上に色づく感じがたまらないものだ。
はーああ、辛いお味噌汁にちゃーしゅー飯がたまらなく合うわけだから救えない。ヤミ&ツキになりそうである。
味玉AZMS!味玉は食後のデザートさ。
サクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店。
その後は家で音楽を聴きながら、酒も飲まずに夏フェスについて語り合った。
だって俺
飲みすぎたからね