たった4日働けばいいんだ
そう思うだけで先は見えない。
火曜から始まったことなどただの気休めであり、結局5日という日数と同じ工数を課せられる。のはとても嫌なので、とりあえず私は、まあなんとなくKPIの設定をアレしてみれば皆真似していたからやっぱり私はズルい人代表みたいな感じになっている。そういう役、嫌いじゃない。
嫌いじゃないんだが。
どうも私はそういう状況になると「寂しい」という感情を抑えきれない。汚れつちまった寂しさに。とか言いたくなる気持ちも抑えきれない。
会いたくなるのがだいたい磯川大地という男だ。
こいつは何をしても怒らない。シーシャ屋の店主にして青年実業家ぶってる男だが、それなりに、それなりに色々な事業を「面白く」しようとしているわけで、かつそれで支持を得ているところなので、私は単純にそれを尊敬している。
予定を忘れそうになるところ以外は。
私は終業後にヤツの店にて会合をする予定であったが、ヤツに連絡すれば「羽田空港の焼肉屋で飯を食っている」などと宣い、終いには「◯◯(地元の後輩でこれはマジの有名人)いますけど来ます?」なんて言って俺をなんというか…脱力させてしまうから憎めない。
私は虎の威を借る狐。
北海道産エキノコックスマシマシの狐
というよりも狸だ。
ヤツがそう来るなら化かすのが私の流儀。
進路を南に…品川あたりで合流してやらんとしたがまぁなんというか、忘れられない女に会うような想いに駆られて仕舞えばいつのまにか神田で降りていたのである。
こ、
こ、これは!?!?!?
たしかに豚入りじゃなくても大層な見た目じゃないか…しかしここ、、、麺量ブレるな。
ズルッとやれば嗚呼あ!?なんとまあ…前回のはブレじゃなかった。美味い。
感動するほどではないがなんかもう、量といい味といい悪くないブツだなぁ。
そしてブタさんが大きくて美味い。本当に安心する…これくらいのものが安定的に食えればインスパも悪くないものだな、とも思う。
玉ねぎは底に沈めて熱を加えればなんかもうスープも美味しくなる印象。ほんと玉ねぎいいなぁ。嬉しいぜ もちろんさ。
サクッと完食軽く会釈して退店。
その後は水道橋まで歩いてカロリー消費。
22時近くになってようやく現れる磯川という男をいじり倒して帰宅した。
友人っていいもんだな。後輩だけど。