居酒屋投稿での長文はどうも苦手だ。
というのもまぁパッションの問題だ。くだらない日記、世の中への不満、自己批判などに始まり「こ、これは!?!?!?」と書くほどでない瞬間というのは多々存在する。全部を全部拾いきれない、というのが問題の本質であって私は居酒屋の投稿もしたいのである。
というわけだ。髭とともに宇ち多゛を出た土曜の昼の話をしよう。
どうやらヤツがラーメンの雰囲気ではないのはもうお察しであった。ともすれどなぜにこんなに楽しそうにしているのか。恐らくはそれ、俺と一緒にいるからだろうという自負はなかったのである。
髭はパーティを一人増やした。ご存知モヒカンおじさんである。モヒカンおじさんは出張帰りだったが、相変わらずのモヒカンぶりで髭とともに「へーへ、あー、はいはい」などと仰っており、なんのモノマネかわからぬままに「聞くのは野暮だな」と自己完結させたところで着いた。荒川区役所前である。
ついてみればそこはまた劇場であった。そう、居酒屋ではなく街中華である。
我々劇場型愛好部としてはたまらない現場だった。汚い街中華屋ほどグッとくる場所はない。ここは下町だ、そう、なおさらなのである。
注文どうする?の質問に対して「お通しの様子見てから」とか大袈裟なことを言う髭に対していやいやいや、などと述べた私の反応は
至極当たり前のものだったはず。
だって誰もまるまる一人前分の皿うどんが出てくるとは思うまい。
唐揚げハンターの私はもう、ブツを見る前からブチ上がり当然唐揚げ大盛りを頼んだ。
こ、これは!?!?!?
これぞ街中華の唐揚げだ…悠楽のブツを思い出すぜ…とかなんとか言いながら私は震えた。
しかしこれ、、、一人で食うわけじゃないんだから。
などと言ってかぶりついた私の口に入ってきたその唐揚げはもう、それがスタンダードと自信満々にアピールするかのごとく胸肉だったのである。硬くはなかった。
その後謎の「焼肉」なる、ただの野菜とバラ肉の炒め物を食した。美味い。
そして髭が「カツカレー」とか言うのを必死に止め完食お会計して退店!!
カツカレー食いたかったな、ほんとは…などと思いながら私は渋谷に向かった。そう、本当のことを言えばGEZANが入場規制で見れないのならば、がんこに…
しかしいい経験だった