暇なんですか?
また言われたわけだ。多分、多分だ。
そういうニュアンスがあった。それは間違いなかった。そしてそれは「お互い様」だったわけである。
そのメッセージを込めて連絡を取り合っていた先輩は暇だった。マジで暇こいていた。
3日間でFF13を60時間やりました!本当です◎!とか言ってたのでマジで暇人だなと思った。
俺は暇人に正しい暇つぶしをさせる救世主を仕ることに抵抗はなかったのである。
そしてびっくりすることに暇人はもう一人いた。5月1日に限って暇人だった。やんばるの奥地から出て具志頭を愛した「チンチン・チサプリオ」は
レオナルド・ディカプリオもびっくりなほどのオーシャンズだったわけだ。
だからこそ私は大阪に行かざるを得なかった。裸足で行かざるを得なかった。気づけばモンベルでトレッキングパンツを購入し、これで俺はアーバン大阪を歩くことを決めていた。
6年3ヶ月ぶりの大阪旅行。今までは大抵「ライブ」という目的があったわけだが、今回俺はこんがり音楽祭のライブのチケットを取り損ねた。チンタラチンタラしていたら無くなっていた。割と早い段階で後悔して泣いてたな。
ぶっちゃけ日程とかどうでもよくなっていたので、名古屋大阪京都を1泊で詰め込んでやるつもりでいた。しかしながら世間は一応「祝日」であり、我々はハナから肉うどんさんすけに裏切られたのである。
許さんぞ…グギィィィィ!!
祝日の喜びを知りやがって!!
とか言いながら我々は大阪行きの新幹線を確保。
しかしながら、向かう前日に某衝撃な店も休みであることを知らされた。
ほんと、なんでこうなった…私はもうこの時点でどうでもよくなっていたのである。
エッチラオッチラ大阪まで向かってみれば「シャレオツ系な店はキリヲさんには合わないかもしれないですけど…」
とか言われながらも俺、一応勉強熱心だからさ?
そりゃ宿題店の一つや二つクリアしないといけないじゃん?とか言いながらチサプリオを回収して西長堀に向かったのである。
私はここで一つ気づいたことがあった。
大阪、行列長過ぎじゃね?
待ち時間はおよそ1時間!キリヲがそのつけそばを堪能する過程をご覧いただこう。
こ、こ、
これは!?!?!?
麺の筋をここまで綺麗に揃えられる店も凄いなと感心しながらも、その麺量に…って、底上げじゃねえか…安心した…
とか言いながらその麺をまずズルッとやれば嗚呼、、、確かにうめえわこれ。小麦の香りがブワッとくる感じは、bやtで感じられるそれとは若干違っていた。うめえ。
この麺量ならスープも大して冷めねえだろ。No New York主義の俺も思い切って麺をスープに入浴させて見ればアアッ、満来に近いバイブスのオールドスクールな肉肉しい汁が口の中に入ればうーむ、流石の行列店ということか。
美味すぎる、美味すぎるぞこれ!
たっぷり浮かんだネギとチャーシューで麺を食えばタマランチ会長!PAPPは齧れば芳醇なアブラ感を堪能させてくれたぜ…
胡椒ぶっかけて食えばもう完璧。初っ端からハードル上がりすぎだろ大阪!
サクッと完食当然スープ割りすればこれも満来バイブス感じた…関係性はよくわからんな。
当然KKブチかまし完飲制倶楽部堪能した!お会計まとめて済ませて退店!!
2009年夏のサマソニでネカフェ探し難民と化した時の記憶が蘇りつつも俺、今回は一人じゃないんだ…とか言いながら難波の魔窟感に圧倒され始めた。
悪夢の始まりであったことを俺はまだ、知る由もなかったのである。
続く。