稼ぎたい
その言葉で一気に前向きになった。
何が起こったのかが全くわからなかった。ここ数年ならもう、出演者発表第一弾なんて全く気にしていなかった我が地元のロックフェス、Rising Sun Rock Festival。今年はいいかなー、別に、とか思っていた。だから、完全に忘れていたのだ。
気にもかけてなかったところに後輩から"NUMBER GIRL"というワードを提示され、俺は何が現か幻か不明になった。己のその目で見て初めてわかる実存の確かを。私は泣き崩れる思いでトイレに駆け込み、ロックトランスフォーム状態を受け入れた。そこから先はもはや記憶がない。
裸足の季節の始まりを、妄想都市から想わずにはいられなかった。
多分俺は裸足の少女の世紀末ダンスに見惚れることになるだろう。
しかしながら今日この時点で俺を誘うのはクソ髭野郎しかいなかった。
「或いは透明少女」とか抜かして電話してきたが、はっきり言ってZEGENが暗躍しているとしか思えなかったのである。
俺は右肩に刺青のある女の子を吉原に探しにいくこともなく、ただなんとなく、西新井に向かったのであった。
Yaruse Nakioの残業をブチかましてすでに到着時には22時過ぎだが外待ちなんと3…勝った!!こんなに空いてるのかよ西新井!!
鉄風鋭くなる環七大師前で20分くらい待ってりゃ難なく入店…神谷の行列とは一体なんなんだ。我々神谷至上主義者たちはだいぶ頭が悪くなっていることを実感してきていた。
こ、
こ、
こ、これは、、、??
量だけ見ればめちゃくちゃ大人しい見た目…君は日常に生きる少女か?
しかしながらスープの上澄みは恐ろしくどぎついブツ。私はヤサイをスープに浸して食えば嗚呼っ!!完璧だ!!
天地返してズルッとやればひゃー!!完璧!!うめええええ!!あんたはまさしく真昼間ガール!!!
こ、これ一口啜るだけで可なり減るじゃん…困った大盛りにすりゃあよかったと思うのはあとの祭り。別皿ニンニクもぶっかけ堪能したが、なんかこんなに少なけりゃ生玉子もつけらんねえと思った。
アブラ、もうちょい欲しいなーなんて思うのは神谷に慣れすぎたせいだろうか。
ブタは見るも無残な小さいブツ。これもブレの範疇。美味かったから良し。とか言ってたらスープ飲む口が止まんなかったわ…ちかっぱいやばい!!
サクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
余韻に浸りながらよくわからない感情に駆られながらもそういや下北沢某店から呼ばれてたな…とか思いながら申し訳ない気持ちだった。
Omoide In My Headで狂って候!!