フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

味噌っ子ふっく 『辛味噌チャーシュー 野菜大盛り ライス』

タナトス

死の欲動

 

 

 


深夜のヨッパラーメンは死の欲動であると語ってる哲学者がいて、なるほど確かに死の欲動、満腹で寝て仮死状態を得るというのは正しい解釈なのかもしれないと思った。

死の欲動…確かにな。我々ラーメン好き(≠ラヲタ)は常に死の欲動を抱きしめて生きているのではないかと納得した。

 

 

 


どうだろうか。

死の欲動には二つのファクターがある。

 

一つは満腹感である。大体のラーメン二郎好きはこの罪深き呪いにつきまとわれている。満腹感を覚え、その日1日をダメにする。睡眠欲を得て、セックスへの欲望を失っていく。欲望は続けどあのニンニクの香りがもう既に断崖絶壁に立ちはだかるバリアーとなる。三大欲求のうち2つを満たし、1つを放棄する。これは生への執着を断ち切った修行の一つである。

もう一つは、辛さだ。

これもまた刺激を感じる遊びである。カプサイシンは旨味だと言い張った医者の友人がいたが、奴は完全に辛味の囚人である。囚われた気持ちは逃げ場を知らず、直腸への刺激を感じ、無力感を覚えては肛門期の無意識を呼び戻すのである。

 

 

 


タナトスを想起せよ

私はルルッルーールルッルーーとか口ずさみながらあやかしの青梅街道を爆走した。

 

 

 

店前についてみれば、店の中から福重スマイル。

俺は迷わず入店して何かこう、タンパク質たっぷりとりたいなぁとか思った。大盛りにしたい気持ちをへし折って辛さを得ることにした。

 

 

入店してみれば「トナカイ食ったんすか」とか色々そういう話をしてみれば時間はあっという間に過ぎたのである。

 

 

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こ、

こ、

これは!?!?!?

 

 

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俺はこの美しい一杯に「死の欲動」を感じざるを得ない。美しさに裏付けられた狂気は旨味の裏返しであると納得した。

 

 

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天地返してズルッとやればアアアッ!!美味えっ!!辛いとか多いとかそんなものの前にこの味噌ポタージュ…

 

純すみ系ばっか食って白目むいてた俺に新たな味噌スタシーを感じさせた!!

 

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ブタはゴリっと表面まで黒く染まった…ってか焼いてるのだろうか。俺これ好きィ!!ご飯に乗ってて食えば最高のブツだ!!

 

 

辛さもしっかり腹にくるこの刺激よ!辛味噌ラーメンとはこうあるべきだなと俺はいつだって思わされるのだ。

某ゲスギタリストから昼間にがんこの写真が送られてきたがまあ俺もこれ送りつけたろうと思うブツが食えて大満足。

堪能した。

 

 

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サクッと完食当然KK…いや、心を鬼にしてギリギリ完飲回避フィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!

 

 

「よく吉祥寺まで歩きますね」なんか言われて自慢げにキリヲスマイルブチかましたが、「お母さんが感謝してます」とか伝えられたら恥ずかしげにはにかむしかなかった。

 

 

これからも応援していきます味噌っ子ふっく。