計画性というやつは、イレギュラーに対応できないという問題を引き起こすことがある。
まあ計画なんてあってないようなもので。
今日ラーメン食ったから明日食ーわない!なんて約束はまあできるわけもなく。自身との約束を守る云々よりも
「誘われたらそりゃ行くだろ」だし
「まあ何より食いたいし」だし
「あの子、眼鏡を外したらどんな顔をしているんだろう」という妄想が現実になるのも唐突に訪れる偶然性の強い事象な訳で、決して眼鏡を外すことなく寝るときも眼鏡をかけていた元カノのことを思い出しては「嗚呼、ラーメンが食べたいな」と思うわけで。
ほとんどビョーキだな、とか思いつつ都営新宿に乗り込んだのは昨日の話だ。
私はまたもや元100キロの男、もうこう書くのが面倒くさいからジマ(仮)と称しておこう。
ジマを15分待たせた。15分待たせた分のツケとして何かを奢る、ということもなく、先日立川二郎で1時間半待たせた時に大ラーメンを奢ったから許してもらうことにした。俺の中で。
ジマと顛末を見守りながら待っていたが問題はなさそうだった…やっぱ二郎の行列って難しいし、金曜夜に限って食券先に買ってない客とかたくさんいるし大変だなぁと思った。食券買わずに並んだお客さんがいたら、我々がちゃんと教えてあげるのも大事だなと思ったわけです。余計なお世話かもしれませんが、ね。
仲良く大を買って着席し大人しく待っていた。
「あの子、眼鏡を外したらどんな顔をしているんだろう」
という妄想は「アブラコールしなかったらどんな味になるんだろう」という意味である。
こ、これは!?!?!?
ヤサイマシできませーん炸裂なのでどんな感じかと思ったがまあ初々しい盛り。
ただし
ブタ切れは実質お得感あるのは間違いないなと思わされるデカいの二個は嬉しいものである。
天地返す必要もないほど麺がコンニチワーしていれば、引っ張り出した麺もしっかりと染まっておりズルッとやれば無駄なアブラにやられない麺がどストレートに口腔内に侵入し「幸福」の二文字をもたらした。
アブラ増さない方がなんというか…単純に語って仕舞えば「美味い」のかもしらんな。そりゃ当然アブラっこいほうが好きなんだが…たまにこれをやると発見があるから仙川は面白い。
しかしながら十分なほどにアブラっこいスープははっきり言って計画性の勝利と言えるだろう。
俺は勝った。賭けに勝ったのである。
一味ぶっかけて後半は大勝利の味を確かめつつ、同ロットに3人も大がいると流石に麺量少ねえ感じもあるな。
美味かった。
サクッと完食ギリギリKK回避でフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!
当然帰りは生麺を抱きしめながら吉祥寺までなんと1時間を切るスピードでの競歩を敢行した。
絶対に痩せたな。
とか言いながら翌日である今日も計画的にラーメンのことを考えていた。
翌朝は当然トイレで目覚め、
二度寝しようと思っていたら洗濯機が回り始めてしまった。
計画性の敗北である。