一度悪の道に手を染めんと決意したからには、待っているのはバッドエンドで決定であり、イデの発動はもはや避けられぬことだし、脳内に発生したアドレナリンが完全に自分をいたずらし始めたのは、俺が秋葉原駅の改札をくぐった瞬間だった。
イレギュラーな出勤の発生だ。「人と会う」アポがある。
この時点で俺は立場上、翌日に二郎が食えないこと、それが決定した。
フランス対ウルグアイを腹パンでシーシャを吸いながら見るという夢は潰えたのである。
世知辛い。世知辛すぎる。
不寛容に対して寛容でなければならないと思う。相手に余裕がないのであれば、俺は個性を守る。電車の中で泣きわめく子どもには慈悲深くあるべきだ。
逆に言うとジジイババアはそろそろ立場をわきまえるべきである。その昔、井の頭線に乗って渋谷へ通勤していた時に「いーのよいーのよ私たちはこれから遊びに行くんだから!あんた!座りなさい!」と言ってくれたオババを俺は心から感謝している。
あんたのことは、忘れないよ。
しかしこの赤ん坊を抱えたアホ外国人どもはなぜその手に持ったビニールに入った白菜漬け!それを密封してこなかった?
本気で消してやろうかと思うほどのジェノサイド精神でいたら、俺は吉祥寺を通過した。朝の電車でいちいちくしゃみをするおっさんの方をチラチラ見る、その挙動がうざったいババアのことを思い出しながら東小金井に着弾した。
さすがに武蔵小金井のアソコにいくのは無理な体調だった。
そういうわけで、いつのまにか営業時間が22時まで伸びていたここ。学生で賑わっているのはいい二郎系の証拠だ。
そんなわけでこのチンチンのお膝元からほど近いここで油そばなるメニューを食う。チンチンを食ってない俺のギルティーっぷりを寛容な気持ちで許してほしい。
というわけで
こ、これは!?!?!?
うーん、大でもそんなに多くない。
だが丼の中身は豪華絢爛。
全部ぶっ込めばもはや味などアレなものだが、まあそれは気にせずにヤサイをほぐし豚で食えばうん、こういうのがやはりいいね。
そして一周グルッとやってズルッとやればこれはいい!こないだ食ったアソコの汁なしより圧倒的にいい!
矢張りインスパ感は強いけど、麺も美味しいし文句なし。アブラも味が付いててたまらんやつだ。
辛味(別皿)(ではない)をぶっかけて食えば花椒っぽさ感じるのは悪くない。これは、、、ひさびさに来てこの満足感は少しばかり、足の遠のきを後悔するやつだったな。
サクッと完食フィニッシュムーブ店主さんに深々と会釈したらすげー笑顔で返してもらえてなんか写真パシャパシャしてごめんなさいの気持ちが高まりササッと退店!
帰りのスカスカの電車でニンニク臭さを撒き散らす心配もせず帰宅。
慈悲深さを忘れずに
前日ひばりヶ丘帰りでクソニンニク臭い口でシーシャを吸っていた某師範代の顔を思い出している。
うむ
コガジとヒバジ食いてえ