なぜか金曜の夜にプレミアム感をフィールしなくなり、ただの休みなど休みでないようなものだよと吐き捨てては毎週早起きする生活をしていたわけであります。
金曜の夜とは何なのだ。
ドラえもん、はなきんデータランド亡き後はクレヨンしんちゃんを見てMステからの金曜ロードショーで締めるためにその夜はあったのではなかったのか。
大学生になり「なんか金曜とか別に」みたいな感覚が、仕事を始めて「やったー完全週休二日だー!」とか思ってたら隔週休みだったあの時のがっかり感。忘れてねーぞ!3年経ってようやく沖縄で受けた地獄の仕打ちに向き合えるようになってきたな。
そんなことを言いつづけた金曜は呑んでいた。それは楽しく呑んでいたわけだが、何かいつもの夜と違うのはきっと翌朝の違和感を引きずっていたからだろう。
はっきり言ってこの虚脱感から抜けたのは、土曜日の解放でした。
私は土曜日に四谷三丁目に行かねばならないという強迫観念から解放されたのです。
それだけでまず1時間半長く寝られます!皆さんも70過ぎたらわかります!!最近じゃ「8時半集合で」と某小岩の本部長がおっしゃい始めたせいで土曜朝はいつも仕事で家を出る時間より早かったんです。
デストロイ バビロンシステム
システムを破壊したのちに顕現したのは御茶ノ水駅という選択肢だ。もはや迷う必要もない。俺は9時半に家を出ることを許されればそれなりに土曜の朝、家で旅サラダを堪能できるなんて幸せなこと太゛郎!
そんなわけで二日酔いを引きずってノコノコと現れたjbc!!二日酔いですと伝えても「あっそう」と軽くニヤリとされる恐怖はやはり月一じゃ少ねえよな。
色々ぼやいていてもバサッと麺をブチ混む瞬間を見ていれば手加減ねえということを妄想してしまう。いや、手加減なんかない。参ったと言っても聞き入れられないだろう。俺はおとなしく腹を見せて服従のポーズを取るしかなかった。
こ、これは、、、!!
…美しい…
盛りの美しい店な数多にあれど、ここまで「ある種の興奮」と言わしめるものはない。
麺量と、溶け込んだニンニクに喜びと感謝込めて
食う前からビンビンきてる
豚を退けてヤサイをアブラで食えば…その麺量を嫌という程思い知らされるのである。
組んず解れつの麺に箸を差し込み持ち上げてコンマ1秒で!!口に!!運べば!!その瞬間に神保町の空気が震え古本屋の棚が崩れていくような衝撃を味わうことができるのである!!
うんめぇ…
歯のテカテカガチガチ感極まっていくこのどフレッシュスープがもう本当に美味以外のコメントを残せねえ!満足度云々じゃなくてもうこれ一杯で幸せなんだよな…
豚も厚切りAZMS!!うーむ、二日酔いだと撃沈寸前の量だネ…
命からがら完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!!
苦しみの悲鳴が店主の喜びに変わる。
神保町花月よりも高い劇場力を味わうことが、新たな土曜の楽しみである。