フロムムサシノ

悪魔に魂を売った腐れジロブロガー

一条流がんこラーメン総本家 『アンコウ7kgあん肝10キロSP100麺だけ大盛り』

 

落語とは人の業の肯定である、と定義し、愚かな様を笑い飛ばした立川流家元の言葉を借りれば、可愛げのある失敗というのはなんでも笑い飛ばして仕舞えと言っているようにも聞こえる。

人が死ななきゃいいや、なんて思うが、古典落語には人が死ぬものもある。まあ、人の生き死に関わるのも業なのかと思えばなんとなく納得せざるを得ないことかと思う。

 


ただそれが全てを肯定することにはならない。罪人は罪人として処罰されてきたし、一つだけ言えることとすれば落語の登場人物にはキ◯ガイの類はあまり見当たらない。

みんな可愛げのある莫迦である。

そこんところを間違えてはならないのだ。


例えばビールが高くて買えないから発泡酒を飲む、タバコが高くてシケモクを吸うという与太郎がある日思い立って発泡酒を煮詰めた。麦芽の量が少ないから美味しくない、と言ったことを聞いたものだから、2本を1本サイズに煮詰めれば上手くなるのではと考えた。1本88円の発泡酒を2本買えばギリギリ缶ビールよりも安いのでは、という寸法だ。
煮詰めたビールを飲んで酔っ払った与太郎に話を聞いたご隠居はアルコールと炭酸が完全に飛び切ったビールで酔えるわけがないだろうと指摘したところで与太郎の酔いが覚める。じゃあエタノールと炭酸水を足してやるよと足りない頭で計算したところ、麦芽のところまで頭が回らなかった与太。試飲のつもりが泥酔し泣きついたご隠居にボヤいた言葉は…
って、サゲを今言っちまうのは粋じゃねえよな。

 

 


俺はそういう業を抱える人間模様というのがとても好きである。たぶんここのおじいさんも、おっちょこちょいではないがそういう業を抱えているんじゃないかと思う。
そしてそのおじいさんが大好きなヒゲまみれの青年もまた、カードキャプターさくらが大好きな業を抱えた人間である。

 


2日連続で8時半に接続…こちら3人に対し10人の列。残席2に対しレディーファーストした俺は壮絶なジャンケンの末、13人目にサドゥーを生み出した。彼は胡座がよく似合う。

 


入ってみればもう「大盛りか?」と。

この時間はそんな常連の皆様だらけのようだ。「100以外の方は」という聞き方しかしない。手練れにはまあそういうアプローチになるだろう。

 

手練れ?

いや、重症です!

 

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そんなわけで今日の本気のアンコウスペシャルは…やはり重症患者と江戸っ子の人情にジンジンくるやつだった。

 

 

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浮かぶあん肝、漂う油分、一口飲めば深海の香りとスウィートな味わいが口の中を飽和した。

 

 

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一口すすればうーん…深海の香りがさらにググッと入ってきたな。やはり今日もサイパンで完璧な具合だ!

 


「(玉子つけたら)美味しさが薄まっちゃうわよ」と女将に言われるほどの出来だったようだが、出来が良かったのはスープだけではなく、卓上に置かれたカエシもだったらしい。

 

ツケダマのお椀にカエシぶっ込み麺を移植すればもう、生姜が立ったカエシがビンビンきた!これだよこれ…前日の悪魔で堪能しきれなかった塩分感覚が俺を襲った。


うーん、しかしながらアンコウならびにあん肝、そんなに好きじゃないかも知らないなぁ。味はしっかりでてた気がするが。食ってる最中にも「カニ食いたい」って思ってしまったもんな。あん肝ガツンとくる感じを期待しすぎていたな。もう少し煮詰まっていればもっとえげつなかったかもしらん。

 

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しかしながら満足げにKKブチカマしフィニッシュムーブ家元・女将に深々と会釈して退店!!


連日の早起きが祟ったのか、帰宅して気絶眠してみればなんか暇になり夜も少し遊んでしまったさいで今日は1日体調不良で熱っぽいときた。


この週末…ホント楽しみすぎたな。

 

仕事終われば少し元気になるのもまた人の業。
イリュージョンってやつだ