この道を行けばどうなるものか
なんて偉い人は問いかけて自分の人生の出汁を濃くしたものである。
かの道とはどんな道だったのか。
もしかするとそれは道ではなく太平洋上の航路だったのではないか、と思うと、若い頃からの苦労というのは将来活きる、ということを実感する。
弁が立ち言葉に深みが生まれるのも、経験のなす技だ。色々懐疑的な面もあるが、アイコン、闘魂の象徴としては永遠にリスペクトされる男である。
いま私の歩く道というのは一体、どれほどの意味があるのだろう。
久しぶりに歩いた道は、ちょうど2年前頃に一番歩いた道だった。渋谷から山手線に乗り、荻窪で降りて用を済ませ、たった2駅のために電車賃が払えるかと、節約ついでにカロリーを消費することにしていた。私の競歩は一味違うからだ。1時間歩けば500キロカロリーは余裕だよ。皆も真似するように。アッチャメ!(←まだ沖縄ローカルネタ)閑話休題。
その、幾度となく歩いた道の出発点には、ラーメン二郎荻窪店がある。
もうリニューアルして2年も経ったのだ。帰り道に幾度となく立ち寄ったサンクスも閉店セールをしていたくらいだ。諸行無常。店内はあらかた片付いており、私は店に入ることもできず、心の中で軽く会釈して帰路を急いだ。
東京で過ごした2年という月日が、俺の心の中を吹く風となって一気に過ぎ去っていった。
連中との待ち合わせの時間まで我慢できずにターコイズでビールを飲んだ。
こんだけ近いのに初めて入った!と思う。
だいぶテンションを上げてogkbに向かえば何と並びなし空席多数…大丈夫かよ、とか思っていたが、入店して着席してみればいつのまにか外待ちができていた。ラーメン二郎のバイオリズムとはつくづく読めないものである。ちなみに藤沢→本店のかの助手さんがサポートに入っていた。あの助手さんもそろそろ、なのかもしれん。
楽しみだ。その事実がまた、私にこの長い時間を実感させることでもあった。
こ、これは、、、!?
急にがっつりお客が増えたせいか、麺量は多くないな…むしろこれは健全な奴だ…ふむ。
まあいい。ギャ…ムサコススタイル別皿ポン酢でヤサイを堪能しつつ麺を一口やったら久々の味にビンビン来た…ヤバイ…!これ本当に美味いな。乳化感、醤油の厚み、甘み…完璧なバランスでモチっとした麺に絡む。アー、、、
豚は美しいが硬めのものばかり。少し苦労したがこれはこれでogkbのブレだなと。
楽しくなりながら残り少なくなった丼にラー油をぶち込むのもなんか違うなぁと思い、玉子皿にラー油入れてラー油つけ麺してたらむせまくってサーセン。
でもラー油うめえんだよな、ほんと。みんなラー油使ったらいい。
ただし適量でた。いつも使いすぎてサーセン。
サクッと完食、酔ってたせいか手が止まらず完飲不可避久々のKKブチカマしフィニッシュムーブ軽く会釈して退店!
その後は高円寺に行く連中を見送り、吉祥寺までの道のりを歩く時間を戴いた。ついでに某コンビニにも寄ったらガタイのいい音楽家に「スモジこそ至高」とか叫ばれ睨まれた。
その後の胸焼けがマジでヤバかった。消化不良感バリバリ。
二郎KKはやっぱりエキソダス!
エンセリオ、マジで。