朝は基本的に戦いの時間である。
早朝というのはまづめどきと言うくらいだし、何か気合の入る日は基本的に朝から準備したりするもので、人間の歴史が遺伝子に刻まれている感覚すらある。
そう、向かい側のオレンジの電車の人たちはいつも我々黄色の民より戦っているイメージがある。まづめどきに反応したラーメンズファンは手をあげるように。
で、戦いというのは電車内の人間模様だ。一本遅い電車なんかに乗った日にはまるで顔が違う。すげえなぁ、とか思いつつ私は絶対に寝てる人の前には立たない。
だいたいにおいてこの短時間の乗車時間で寝るなんて…不安症の私にとっては到底無理な話だ。以前に比べて寝ぼけることが多くなったが、たぶん睡眠不足なんだろう。俺キテレツだし。充電器充電器、って寝ぼけて彼女の鼻の穴にコンセントブッ刺す人生を堪能したかった。
話は飛んだが、だいたいにおいて三鷹の駅で中央総武線各停に乗った瞬間に寝る人顔つきの8割は
「私は市ヶ谷あたりまで立ちません」という意思表示をしているのである。
その前に立ったが最後。六芒星の呪縛に囚われた青眼の白龍のごとく何も出来ない。大久保おばさん最近会わないけど元気かな。新宿おじさんは寝てるようでいつも寝てない。ちなみに悪臭おじさん終電泥酔お姉さんは聖なるバリアミラーフォースだ。山田くーん神の宣告ひとつ持ってきてー!激流葬!!
そんなことばかり思い浮かぶ朝は、ずっと富士丸のことしか考えられなかったのは言うまでもないよね。初めてシコった日のこと、覚えているかい。カーマスートラを初めて読んだあの日のこと、覚えているかい。
教えに従って赤羽で待ち合わせすればしっかり30分遅刻のこの野郎。おかげでCRAFT&CRAFTで一杯飲んで楽しんじゃう時間もできた。脇目も振らず北本通りへ爆走し青いベンチに腰掛けてみればまあケツも凍る寒さだわ。
30分くらい待って入店しビールを頼んでみれば黒ラベル…おいおい完全に俺得になったじゃねえか。ひゃっこいルービーを、どんどんひゃっこくなっていくおつまみで食い進めていたら
「ウェルカムトゥザジャングルって感じの豚だな」
とかいうわけのわからない空耳が聞こえたりしたが、丁重に無視してやった。
ニンニク入れますかにどう対応していいかわからない我々は恥ずかしそうに「ち、ちょいやさいちょいあぶらニンニク多め、でいいんすか?」とか聞きながらも久々の助手さんとのコミュニケーションを楽しんだのであった。
こ、これは、、、
たしかにチョイヤサイだが、
チョイアブラ…チョイアブラじゃねえだろ…
最高にゴロついてんじゃん。
やっぱ北区王子マジ卍 流石KOHHさん産んだ土地 ヤサイの周りに配置されたブタとアブラをどかして箸IN
ah...美味いとしか言いようがない
上がる湯気が語る状態は完璧
アブラぶっかけて食って悶えて不思議
ニヤついた上に流れる黒夢
NITE&DAY
「あれはインスタ映えする喘ぎ声」
多分もう物語はエピローグを迎えて
記憶の隙間にかすかに残る「30円でこのアブラはヤバイ」
あと30円値上げしたって食うな。
ニンニク別皿はやはり必須だ俺はもう金土にしか来れないな
完食深々と会釈して退店!
余計に膨らんだ行列を見て戦々恐々しつつ帰路につく俺たち
「私は般若にクンニされた」ってどんなキ◯ガイビッチ?
WACK通り越してLAUGH
電車内ギャングスタイルで隠す口臭
ラフな挨拶済ませてガイジにアディオス