2015年10月4日(日)
はるばる鹿児島から、大学の後輩が東京へ。
二郎を食いたい、と言うので、それならば
この手もあるよ、と。
小生自身も3週か4週ご無沙汰でした。
外待ち約25の列に接続。
後輩の軽妙なトークと独特な世界観にグイグイ引っ張られる1時間を過ごし、入店。
着丼までの時間は素早いものでありました。店内の寒さに若干恐れおののきながらも、いつも通り堤防を作成したり、水を汲みに行ったりしているうちに店主からコール要求。
「ヤサイニンニクアブラ、全部多めで」
言っちゃった。ニカタツ様が「多め」とつけると盛りがやばい、と、いつか書かれていた「多めコール」
うお…
テーブルの上に降ろす前に、丼の縁にキッスして口腔内に豚汁を流し込む。
うめえ!!!!!!!!!!!!!!
あんまああああああああい!!!!!!!
着丼。
それでも漏れるスープ。。。
それはまるで、天動説下の地球の端のごとし。
豚とヤサイの沈み込みでどんどん漏れる。
表面張力すらも亡きものするヤサイと豚様、そしてアブラ様に感動すら覚えた。
そしてニンニク別皿。初体験でごさいやした。
アブラも到着し、フォーメーション。
壮観である。
実食。
てっぺんのアブラは今日はかなり塩っ気強め。カエシをかるくひと回ししてヤサイとがっつく。
昇天。
うまい。。。飲めるヤサイだ…
甘い。。。甘美なフルーツすら超える甘みだ…
そして豚。。。一枚目がとんでもなくうまかった。。。以降はショッパ豚にあたり、かなりペースダウン。
ヤサイも麺もなんだか異常なほどの量。
途中からめまいと、塩分による頭痛(急性高血圧?)に襲われながら、今日も小麦とかんすいの香りが素晴らしい麺をワシワシすすり上げていく
私は泣きそうになった。
この一枚が食えねえ…
思った以上にデケえ…
そして残ったアブラ…卵に入れてもまだ塩っぱい…
うぉー!!という雄叫びすら声にならぬまま、、、
なんとか完食。
完飲注意報など出るわけもなく、小生の脳裏には
「敗北」
の二文字。
うまかったのになぜだ。何故小生の腹はこんなに膨らんでいる?
腹パンマタニティー?
焼け野原にポツネンと残された妊婦さん。
これからこの子とともに新しい、幸せな人生を歩むことができる。
だが眼前に広がるのは焼け野原。
私を守るものは何もないかもしれない。
幸福と絶望が入り混じる、アンニュイな夜空を見つめた小生の食道を登る、スープ。
そんな不安に駆られた食後。当然ながら翌日昼まで空腹は訪れず。
硬くリベンジを誓うのであった。
やー、一口目の豚うまかったなしかし。