フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

味噌っ子ふっく 『辛味噌ラーメン ちゃーしゅー飯』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でもかんでも中止中止で非常にやるせない。

この日本においてコロナウイルスが蔓延しているかといえば、数字上ではそんなことはない。なのにだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欧州ではすっかり大流行してしまっている模様だ。

 

イタリアでは人がバッタバタ死に、セリエAは真っ先に中断した。パンデミックが進みすぎて果てにはグラストンベリーも中止、EUROは来年。

 

 

 

ぶっちゃけ経済の動きとかどうでもいいし電車はいつも通り人がいるのでなんの実感もなかったんだけど、「このままコロナ自粛が続けばマジで会社潰れる」という、某先輩の言葉に俺は認識を改めざるを得なかった。夜になれば中央線もガラガラだ。

 

 

 

 

終電近くなんか逆に座れないことが多いのに、すんなりお茶の水で座れてしまった夜もあった。マジで自粛してんの?バカなの?と言いたくなるが、俺はまた少数派の立場をとっている。

 

 

 

 

家に帰っても老人も子どももいない。死ぬときは一人だから、と考えると途端に寂しくなってきた。

 

 

 

 

 

 

 


どうでもいいが電車内で鼻をすすってるだけで若いカップルに睨みつけられたが、ああいう奴は花粉症にかかってくたばれと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SNSは無力だ。このブログの読者を俺は大事にしたい。どうでもいい文章をどうでもいい気持ちで読みながら「ラーメンうまそう」とだけ思ってくれているのだから。

 


俺も俺でライブを控えている。3/30(月)に新宿メリーゴーラウンドでバナモモティックの主催に出る。ど平日にわざわざ休みをとっていくわけだが、おそらくそんなにお客さんも入らない。満員電車と比べりゃ接触率なんか屁でもないだろう。俺は人よりも音で空間を埋め尽くしたい。

 

 

 

 

 

コロナ騒ぎで閑古鳥、という認識が全くない理由はもう一つあった。
俺の行くラーメン屋は全て、いつもどおり並んでいるからである。

 

 

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

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辛味噌を選んだ同行者を気遣い俺坦々麺にしようかな、と呟いた俺、同行者に言われた。「そういうらしくないことをしてはいけない」と。


当然ローテ通り辛味噌ブッキメた。

 

 

 

 

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まずは辛味噌ラーメンシロいとこを啜れば嗚呼…今日も生姜感じる素敵な具合だ。

 

 

 

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赤いトコからずるっとやればああああ!!なんたるうまさだ…ここ最近食ったブツの感動を全て置き去りにするこの完成度…美味なぁ〜どうする!?

今一番家元に食わせたいラーメンである。

 

 

 

 

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チャーシュー飯もな、なんかいつもより多くない!?

 

 

 

 

 

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しょっぱうめぇー、とか言いながら本日も最高なAJTMAZMSな中身ご開帳してステマ完了。

 

 

所要時間15秒くらいでやってるのでそこんとこは勘弁してください。
美味すぎて丼を下ろすことができなかった。

 

 

 

 

 

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サクッと完食当然#完飲制倶楽部 ブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 

 

 

 

 

帰って爆睡してから西荻にライブ見に行った。

ドキッ!男だらけのメタル祭り!って感じだ。

 

 

 

 

いい週末だった。自粛とかクソだ

 

 

って思ってたけど今…いまやべえな…

ラーメン富士丸 神谷本店 『国産ブタメン 生玉子 カスアブラ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1000年経っても友だちでいよう

ドブ臭い川縁でビールを飲もう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通りこいつスピッたなと思われるかもしれないが、誇大妄想だとは思っていない。

スピッていることも否定しないしどう足掻いたって僕ら宇宙の暇人だしスピードフリークスベイベーだから。

 

 

 


俺は運命に争うことはしない。意にそぐわないことは運命ではないとすら思っている。「私はこうだから」とか、「あなたはこうだから」「あいつはああだからこう」とかいう決めつけは嫌いだ。基本的には避けておきたい。俺の場合例外もあるけどまあそれは置いといてだ。

 

 

 


だが湿っぽい話は無しにしようぜ。新しい世界が広がるはずさ。
当たり前だが冬は寒い。ただしもうすっかり春じゃないか。

 

 


でももうすぐだ。もうすぐliquid rainbowがやってきて 俺たちみんなを助けてくれる。
そう思いながら昼に食べたカレーもしっかり消化し、惰眠を貪りつつ夜を迎える。

 

 

19時すぎ、降っていた季節外れの雪も完全に落ち着いた。
人生の勝負時が来たら待った無しだ。

 

 

 

 


俺は心のアクセルを踏み、骨折奴を乗せて井の頭通りを爆走。五日市街道から青梅街道へ抜け酔っ払い二人を回収して環七フィーバー。後ろの席がうるせえのなんのって俺も大学の頃酔っ払って後ろの席でクダ巻いてたこととかあったな。

 

 

 

 

 

 


メルドーは言った。「最後にあの通りを見たい」

 

 

 

 

 

 

 

 


俺も同じことを思っていた。

 

 

 

 


ハンドルを左に
富士丸ミストを吸って嘆きを吐く、路上

 

 

 

 

 

 

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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並び外10程度…これが私たちの完全勝利というものだ!
そして久々のブタメン

 

 

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別皿アブラは全員分って感じだ。もはや「食え」と言われているような感覚すらある。

 

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なんか一人だけ豚の下の山の高さが違う気がしますけど大丈夫かこれ…また麺ピロって一本。

 

 

 

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まずはヤサイを喰らう。アブラをぶっかける間もなく俺は食らった。

 

 

 

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ほぼ半年近くぶりの富士丸ミストブブハァと浴びれば嗚呼…なんて幸せなんだとこの時は思った。

 

 

 

 

 

 


麺口に含んでみれば最高の香りとともに…あれ?細くね?

 

 

 

 


美味いけど細いし麺ボキボキじゃねえ。まさか茹で時間削減なのかこれ…いや、美味いからいいんだけどインパクトよ。

 

 

 

 

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ブタ退かしてみればまあ素敵なほどのほぐし豚

 

 

 

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ちょっと待って到着した別皿アブラはすでに白く固まり始めていたがブレの範疇。

 

 

 

 

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アブラを乗せて麺ズルっと啜ればまあ太い細いとか割と食い終わるまで気にならなくなった。ウメエ。

 

 

 

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別皿ニンニク載せればここだからできる食い方を堪能。

 

 

 

 

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そしてブタグラビアの撮影会は当然久々すぎて気合が入ってしまった。

 

 

 

 

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インスタだけでは満足できないハードコア読者の皆様にだけはご覧頂きます。

 

 

 

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最後は当然セルフ白キメて堪能した!久々にブタメンの恐ろしさを確認した満足感だわ。

 

 

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サクッと完食軽く会釈して退店。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幾分か静かになった連中は急に「キリヲんちでチルる」などと言って聞かず、俺は結局三人を受け入れて朝まで飲んだ。

 

 

 

 

 

 

 


言い出しっぺは真っ先に寝た。最年長の赤ちゃんだった。

ラーメン二郎 荻窪店 『小ラーメン 生玉子』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生においてラーメン二郎は必要ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も言ってきたはずだ。必要不可欠ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

必要ではないにしろ…確かに人生の助けになる瞬間はある。大いにある。たかが飯、たかがラーメン、たかがコンテンツ…いや、たかがではないレベルのキラーコンテンツ?である。

 


そこらの一杯のラーメンとの違いは「2〜2.5杯くらいある」だけである。あと脂っこい。ニンニク臭い。

 

 

 

 

 

最近、それを知った。二郎は脂っこいらしい。その事実を忘れていたために俺、どうも頭がおかしい人扱いされていると他人から聞いた。ぶっちゃけ通常のラーメンとはそれくらいの違いしかなく、背脂チャッチャ系とかと何ら変わらん。結局脂身は美味しいし、重い。胃と腸が重い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら「よく下痢してる」状態は普通じゃないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが普通の人ばっかりが身の回りにいるから俺、どうも本当に頭がおかしい人になりつつあるようである。

 

 


しかしながらどうも俺の中で最近革命が起きそうなのを俺、ここで一言断っとく。

俺カレーを掘りたいんだ。

 

だから平日は食べない。ラーメン、特にアブラーメン食べない。俺、神と丸々のお月様に誓った。夜空を仰ぎ月光を浴びていれば頬を伝う涙。
おおそうか、俺は泣いている。どうやらお前もそうなのか。

 

 

 


俺は丸の内線で静かにヒンクスヒンクスと嗚咽を漏らしている女の怪電波をキャッチしてしまった。

 

 

 

 

 

 


「あたし寂しいの。荻窪で飲まない?」

 

 

 

 

 


やれやれ。また今夜も長くなるのか。俺は欠伸をしながら俺の肝臓に話しかけた。

「アルコールとアブラ、どっちがいい」と。

 

 

 

 

 

よくわかんないけど村上春樹ってこんな感じだろ?

 

 

 


肝臓くんに代わって金髪の男が答えを差し出してくれたのです。その答えは

 

 

 

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こ、こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

 

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ハッハァ、もう豚切れ大ラーメン切れだっつうのに豪快な盛りだこと。

ただし俺の敵ではない!などと答えながら片手で丼を回し写真を撮っていれば

 

 

 

 

 

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こ、このニンニクの量は…殺す気か…

 

 

 

 

 

 

 

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涙を流していた女が笑う。嘲笑う。異様なことに気がついて…だんだんと怖さを感じていく。

 

 

 

 

 

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まあまずはニンニクよりもお野菜だよね。いつも通り特製ドレッシング拵えて温野菜サラダっつうかしゃぶしゃぶだよな。

 

 

 

 

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おまけにアブラもまあ細かめのものが大量に。

 

 

 

 

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ニンニク退かして引っ張り出した麺ズルッとやれば嗚呼…安定の荻窪感。安心する。

 

ここがホームと宣言してもいいんだろうな。帰る実家は他にもあるけど、俺はこの店があって本当によかったと思う。

 

 

 

 

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ブタもまあでかい。重い。隣から「なにそれ」とか言われても気にしない。

 

 

 

 

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アブラもまあでかいのが一つ。「それ口に入れんのかよ」とか言われてもまあ多少傷つくくらいで済む。

 

 

うめえ…アブラあめえよ…とか言って余計に引かせるくらいの余裕はある。

 

 

 

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しかしニンニク多すぎた。バリボリ食える二郎ってマジ初めての経験じゃないか。

 

 

 

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サクッと完食フィッニ…

 

 

 

 

 

 

 

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食い切れず隣で悶える女子のどんぶりを優しく包み込み「よく見とけや」とか言いながら俺は2口で食い切ったらしい。

 

 

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ深々と会釈、して、退店。

 

 

 

 

 

 

 

 

女は「くせえマジくせえ自分の口」とか言いながらテンションを維持し、仕事の辛さを紛らわしてた。恐るべきことに俺の口は多分5倍くらい臭かったはず。

 

 

 

 


私脂っこくてもういいや二郎は、と言った女に俺は

 

 

 

「君は選ばれなかったんだな」などと言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


残酷なデブのテーゼ

ラーメン盛太郎 『チャーシュー麺大盛り』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生に必要なものを挙げるとすれば

ラーメン・餃子・トンカツである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒は必ずしも必要というわけではない。

タバコもシーシャもいらない。これは俺にとって、という話である。あえて言葉足らずに主張して大袈裟な論を導くことを、俺は偶然にも選んでいた。あえて、というのも結果である。

 


恥ずかしげもなく白状する。あんなに恋愛体質だったのに、いつのまにか恋人がいないまま3年近くが経とうとしている。これは全て太ったせいであるとしている。デブ専の皆様!ここにデブがいますよ!!とか言いながら私は自分に自信が持てずにいる。そんなことを話したいわけじゃなかったのにこんなところでメソメソするニューウェイブ野郎だからモテねえんだってのな。

 

 

でもネットストーカーすらわかねえんだけど、俺。なんで?そんなに俺やばいオーラ出てないでしょ。

 

 

 

 


てかてめえらインスタで俺をフォローした瞬間にフォロー外すのマジでやめろ!ここ最近9割くらいそんな感じやぞ!!

 

 

 

 

 

さあ話を戻そう。

 

 


火曜夜の私は疲れ切っていた。当然ながら週末の疲れは平日に癒せ、という某先輩の教えを俺は全く拒まなかった。俺は癒されたいと思って仕事終わりに神田まで向かった。走った。俺、自分の人生に責任を持つために時間を死守した。世界はゲットーだ。絶望のベッドだ。出口が入り口につながっている迷路だ。見えないカルマに殺される戦場だ。


振り切ったかにみえても
カルマ特別委員会はやってくる
俺の目の前に閉まるシャッター。
逃げたって隠れたって無駄だからな。太陽と月だって奴の味方だ。

 

 

 

 

 

俺は見間違えで死ぬらしい。

 

 


そして俺は黄色い看板を、某直系と言われるものと見間違えた。
路上

 

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

 

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誰が言ったか知らないがトンカツがなければラーメンを食べればいいじゃない。確かにそう思える。
エサのお時間です。

 

 

 

 

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天地…返せません!久々に見たけどこんなに多かったか…?

 

 

 

 

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ヤサイをアブラで食って麺ズルっとやれば嗚呼…美味え。食える。なんか京…いや、そこまでは言わないか。


麺の太さの寂しさと受け皿に漏れたアブラの勿体なさに若干がっかりしつつもスープしっかりしてるしなんかあれだよね。俺は神田の良心と呼びたい。

 

 

 

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玉ねぎ沈めて熱加えながら食って完璧な仕上がり。天空なんとか落としキメて堪能した。

 

 

 

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腹パン完食軽く会釈して退店。

 

 

量多くて完全に後悔したが若干の風邪っぽさもありなんだかなあと。
たくさん食うと気づけるよな。

 

 


トンカツ食いてえ

滝野川大勝軒 『チャーシュー麺中盛 』

 

 

 

 

 

 

 

 

眠らずに朝が来て

ふらつきながら帰る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の脳内にはこのフレーズがリフレインした。何度目だ、この書き出しは。

 

 


先週の土曜、としおかからバンド練習を経て上野へ。

お前が舵をとれ!とか言いながらちばチャンで唐揚げを食うのにももはや慣れた。二人で1艘食った経験はやはり重要だった。

 


しかしなぜ新宿に移動したのか。楽しかった飲み会のフィナーレがどこにあったのか。若者との公論の行方すらもわからないのなら、あの無数の徳利の中身はどこに行ったのか。たぶん4時間は記憶がない。眠らずに朝が来てふらつきながら帰る、とか言いながら、2時間くらいは寝ていたのかもしれない。

 


午前6時過ぎの新宿駅、11・12番線ホーム待合で目覚めた俺は深いあくびのようなため息。その暖かさに救いを感じることもなく、なんだか平和に、気持ちを鎮めることも意識する必要なくただただ「帰る方向が同じうちのドラマーに置いていかれた」などと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、思っていたんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キリヲさん朝4時に天一行こうってみんなで向かったら「行かねえ」とか言って帰ったじゃないですか。みんなで駅まで送りましたよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は自分自身のことがよくわからなくなった。朝目覚めて、朝、というか昼12時に目覚めて、まず思ったことは「もうがんこは食えない時間」だ。

 


なぜ俺がここに向かったのだろうか。俺は何か、濃いスープが飲みたかったんだと思う。

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

 

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相変わらずの店内BGM。Mっつうかトークだわな。

 

 

 

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濃厚具合を物語るこの油面。夢ん…色っぽいとか言いながら俺、神に拝むかの如く店内奥にウインクした。

 

 

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膜張メッセブチ破り麺ずるっとやれば嗚呼…あああアッツゥイ!アッツ!!アッッッツ!!などと言いながらも優しい塩分に濃厚なお汁。もっちりした麺を俺、最高に堪能していた。

 

 

 


お肉だけじゃなくメンマもたっぷりじゃん。ネギ沈めて温度下げるもまあこの熱々スープと麺がアレすぎて本当にすごい。

 

 

 

 

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俺はニンニクを入れて温度を下げることを狙った。

 

 

 

 

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チャーシューも脂身たっぷりの嬉しいブツ。

 

 

 

 

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そしてこのぶっとい麺の混入…こういうのあるとやっぱ幸せな気分になるよ。
多かった。

 

 

 

 

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完全腹パン完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

 

早々に池袋脱出。御茶ノ水散策してwarpでダブルアップルを吸い、二日酔いのダメージ完全に遅効性。

 

 

 


死ぬかと思ったわ。

自家製中華そば としおか 『つけ中 生玉子 メンマチャーシュー(小)辛味(別皿) 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何事もなく未来を迎えることがどれだけ簡単で

人生を充実したものにしようとすることがどれだけ難しいか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めて思い知らされて、改めて、忘れがちになる。
3.11の日にこれ、書いていた。こんなことを書くことになるのもなんだが大袈裟になって気がひける。なんの脈略もなくラーメンの感想に突入することへ違和感を覚える。それでも大体毎朝ある程度空間のある電車で俺はフリック入力を止めることなく行う。

大体がそのリアルタイムに何が起きるかなんて想像出来ておらず、俺はただ、友人達と飯が食えたことが幸せだな、と今になって思う。

 

 

 

きっと今までにどこかで書いていることだろうけど、あの日は家でゴロゴロしながらその時を迎えた。うん千キロ離れた土地にいたわけだから当然地震を感じることなんかなかったが、情報・映像で俺の心はめちゃくちゃに揺れた。

 

毎年、岸に高い波が押し寄せてはさも「暴力的ではないただの水位上昇」のように映ったビジョンを思い出す。映像があまりにも非現実的すぎて信じられなかったし、そのあと東京の方まで帰宅難民だ、卒業式は中止だとか言ってるとだんだん現実味を帯びてきた。

俺は1ヶ月後に大学院に入学して、相変わらず哲学・倫理学を学んでいた。とにかく金がなく、三陸に行くこともできずにまだこの時期まで聞き齧った情報を反芻している。

 

 

 

 

8年前は全く想像していなかった。東京にいて、コロナウイルスが世界的大流行して、ついでに俺は花粉症に悩まされながらまだ電車に乗っている。

 

 


一瞬一瞬大事に生きよう、みたいな感覚はあえて持たないようにしている。持つべきなんだろうな、とか思いながら、なんだかとてつもない厭世観を抱いているような気がしている。何がいいかわかんねえよな、ほんと。隣の芝生は青い。隣の国はしっかり検査して安心を与えてくれる。この国は安心を与えてはくれない。人々はよくわからないままに生活をし、よくわからないままに様々なことを忘れさせられ、三陸のゴーストタウンのこともよくわからないまま忘れさせられる。反露反共と掲げている異国の人間が、この国のやることなすことを守っている滑稽な姿などを目にする。

 


しゃらくせえ。ぶっちゃけこの国はすでに貧困国家だ。独り身の俺は自由にやってるが、飯を切り詰めてまで子どもを育てねばならない家庭が多くあることは忘れてはならない。お気持ち察するのではなく、言いたいことは言う。レイシストのラーメン屋以外の文句は書かない。アヒトイナザワ、だから俺はあんたに言いたいことがある。

 

 

 

いろんなことに怒ってると疲れる。皆そう口々に言って諦めを覚えるのはやめようや。怒りっぽいだけの人はいいんだ。本当に怒るべき瞬間って自分の身に降りかかる火の粉を払う時だと思う。

 

 

 

 

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8年前は全く想像していなかった。数年後の自分が想像出来ているか。

 

 

 

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俺は馴染みの仲間とラーメンを食おうと集まり、そしてまた別の友人も来ては感動を分かち合う。生きてる限り、よほど家族に影響が出ない限りは自粛はねえし、俺はライブハウスにも行くのである。

 

 



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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

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もはやつけと辛味のボタンを押さずには着席できない病気に陥った。麺上にかかったラー油と、隣に座ったラーメン官僚の顔を見比べてみれば必死に無表情を作っている。

 

 

 

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素の麺をズルッとやって嗚呼ッとなれば、冷たさに引き立てられるコシ、滑り、

 

 

 

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そして噛んだ瞬間の風味が…って、メンマ合わせりゃこれが最高か。

 

 

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初っ端から辛味投入し麺ぶっ込んでズルッとやれば嗚呼…美味すぎる…なんて美味さなんだマジ…

 

 

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辛味を入れても塩分、甘み、酸味、そしてボディの強さが一切霞むことなく口腔内でビンビン跳ね上がる。美味すぎるマジでビンビンだ。

奥さん、警察です!

 

 

 

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味玉も卵黄もブチ割ってアレしていればあっという間に麺がなくなっていく。

チャーシューも最高脂身賞獲得。

 

 

 

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写真撮っとけばよかった…とか言ってる俺本当に救われねえなと思う。

 

 

 

 

 

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最後はタイミング読んでスープ割りブッキメてもらい当然#完飲制倶楽部 全うしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店。

 

 

 

 

 

大久保まで歩いてデブ回避を試みたがまあブレの範疇。

 

 

 

 

 


同行したNくんはとしおかの画像を見るだけで悶えるようになってしまった。
可哀想に…としおかの悦びを知ってしまったのである。

 

 

 

 

俺?俺も食いたい

ラーメンゼンゼン 『ラーメン大 辛ニラ ニンニクアブラカラメ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太くて硬くないって言ったじゃない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言ってましたね。ご期待に応えられなくてすみません。

 

 


だいたいにおいてだよ。私の友人たちは皆大げさで破天荒で、情報も早く噂好きで、睡眠よりも遊びを優先するような連中だ。救えない。つくづく救えない。俺は早くそういったことから卒業しなければならないと思っている。思っているだけで、本心ではない可能性がある。

自分の心にまで道化を仕掛けてどないすんねん。

 

 

 

 

 

 

海を超えたら心斎橋 どんな未来も楽しんでおくれ

 

 

 

 

 

 

 

そこまで堅くねえし太くねえよ。myfと比べたらハードコアじゃない。

 


そんな情報を受け取ったインプレッションはおよそ2時間後に覆されることになる。


誰が下膨れ奴や!とか言いながらLINEしてたのだが、予定が狂ったせいで奴は一人で反町を堪能したらしい。

 

 

 


私はというとハードコアゴーストを1人連れて武蔵小杉で南武線乗り換え…もうあんな距離歩きたくねえな。乗換のための歩行ってなぜあそこまで苦痛を感じるのだろうか。俺にはそれがよくわからん。

 

 

 

 


やっぱりそれでも武蔵小杉は最強なのだろうか。何もわからぬまま修羅の国、冥府魔道に突入した俺。
緊張のまま店内に入り失礼をブチカマす俺。無事、別皿アブラを買い忘れた阿呆に待ち受けた運命とは。

 

 

 

 

 

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こ、
こ、これは!?!?!?

 

 

 

 

 

 

 

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大の丼でもおおよそ恐怖心を感じないブツ。

俺の口から安心という言葉は出てこなかった。足りるのか、これ。

 

 

 

 

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しかしながらヤサイを辛ニラで食えば嗚呼…なんという塩梅か。完璧にこのヤサイ食うためのブツとして俺の頭には認知されたな。

 

 

 

 

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麺引っ張り出してズルッとやれば嗚呼…ちょうどいい…ちょうどいいくらいに啜りやすい。

いや、太くて硬えって…

 

 

 

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麺うめえよ…そしてスープめっちゃ甘い。なんじゃこれ。

 

 

 

 

 

 

 


旨すぎ天然パーマ

 

 

 

 

 

 

 

 


失礼しました

 

 

 

 

 

 

 

 

甘さ以外は全部バランスが良い。優等生な感じだ。これは…この甘さがありゃあ麺量たくさんいらんわな。一つ勉強になった気がする。

 

 

 

 

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一味はなんだか好きな感じがしてぶっかけてみたらとても良かった。俺の好きなブツであった。

 

 

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店。

 

 

 

 

 

 

 

なんかもう一杯くらい辛いやつ食ってやろうかなと思ったけど、流石にカロリー過多だからやめといた。

 

 


辛い奴とカレー粉アブラ食いてえけどアクセス…アクセス…
その後は高円寺で飲み過ぎ爆死