フロムムサシノ

エクストリームラーメン専門家。ラーメンブログ史上最強の駄文による記録。

らーめんみかん 『味噌 ライス』

 

 

生まれてこのかたスベり続けな人生を送っている。

成功したなー、なんて思ったことがあってもなんだかそれはその場しのぎでしかなく、大抵の場面においては「それスベったんじゃね?」と思わされることしかなかった。

 

 


どうなっちゃってんだよ。

 

 

そう呟き俺は目覚めた。親父は行く気満々で俺を叩き起こしにきた。そう、スベりに行ったのである。

 

 

母親は病み上がりで無理だと言うのでニセコ断念。札幌国際デビューと相成ったが、平日とは言うものの俺と同じような6日まで休みという境遇、もしくは暇な大学生特に札幌国際でもバンバン来れるような医大生で溢れていた。

 

 

 

今年もまた、高校時分から20キロ近く増えた体を斜面に乗せてみたが、相変わらずスピードは出ずに俺の脚にダメージを貯めていった。全然板に乗れねえでやんの。どうなってんだろうな本当。とかいいつつなんだかんだ最後は上半身をうまく使ってたが。

 

 

楽しかったけどね。ああ、いつか行きたいね女の子との2人きりのゲレンデデート。

 

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というわけで親父とのゲレンデデートの後

 

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こ、

これは!?!?!?

 

 

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底の深い丼がミステリアスさを醸しているが、見た感じはどう考えても純すみ系だ!

 

レンゲ使わず丼縁からゆっくりと…油のみが口の中に入るのはブレでもなんでもなく当然太゛郎!分厚い油膜が俺のテンションを爆上げした。

 

 

 

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麺すすって味噌スタシーかと思いきやアッツゥイ!!アッツ!!アッッッツ!!

 

さすがはレペゼン小樽の純すみ系、スープは熱めに限ります!!ゆっくりすすってみれば嗚呼!完全に俺の好きな味噌ラーメンだ!!

アブラたっぷり甘め化調ガン効き!!こんなもん存在していてもいいものか…とか思いながら俺は千寿のこともしっかり思い出していた。

 

 

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純すみ系といえばこの細かいチャーシューだが

 

 

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途中親父にライスを奪われつつも分厚くでかいチャーシューに舌鼓。

うーん、やっぱりこれくらいのチャーシューがあると最高だよね。

 

硬めに茹でた西山っぽい麺は最後まで最高だった…

 

 

サクッと完食お会計して退店!!

 

 

やっぱ半年に一回はこの雰囲気を味わいたい。東京でなかなかこういうのに出会えないからな。

 

 

というわけですでに筋肉痛に襲われながら帰省旅最後の夜。当然なるとの半身揚げでフィニッシュ。

2拠点生活してえよぉ

 

 

 

山岡家 南2条店 『ネギチャーシュー ライス クーポン白髪ネギ増し』

帰省してから気づいたことがある。

私は喪中の身であった。

 

 


御目出度うなどと言うことは古き日本の慣習においては禁忌であり、父方の方なのに何故か母方の祖母から怒られた。家さえ飛び出なければ今頃揃って御目出度うが言えたのに、なんて歌詞も用意していたがそれは来年にとっておきたい。

それに加えて「あんたの親は喪中の身なのにカンボジアくんだりまでリゾートに行くから風邪ひいてこじらせるんだ」とごもっともなことを言われつつも、まあ寺の住職に「個人を偲ぶにはいつも通りの生活をするのがいい」なんて言われたから仕方ない、などと思いながら私は札幌に降り立った。

 

やっぱり火星歩行は早いので、銭函から3分で着いた。細野晴臣イエローマジックショー2、面白かったな。

 

 

 

矢張り札幌は落ち着く。パルマ産生ハムの脂身を鳥に与えるような実家にいると、自分の貧乏具合に嫌気がさす。喋らせたら止まらない祖父母に水を与えるのがまた、孫の役目だったりするのだと思えば、ちょっとだけ貰った小遣いもまあ、札幌の経済に還してやろうと思うのである。喪中なのに。関わった記憶もないのにブロックされている自意識過剰系ババアを見つけても嫌な顔をせず、三が日最後の夜はこの至極暖かい街(地下街歩けば暖かい)を闊歩することにしたのだ。

 

 

しかしながら

矢張り連休のありがたみを感じつつも私は連休を怨むことになる。

 

 

目当ての店に行くタイミングはオジャンだ。狼は当然昼のみだし、千寿も二郎もやっていない。モッキリセンターも金富士もやっていない。信月くらいは、と思ったが

 

 

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やっていない。

 

イエローという選択肢…当然アリだったが、私はラーメンを食いたかったのである。寿司で膨らんだ腹も…

 

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いや、なんか狸小路を東に歩いていればなぜか減ってしまうものだ。

 

 

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意を決して私はまたキリヲ家の禁忌を破ることにした。グンマーの山岡家マニアから貰ったクーポンも無駄にならずに済んだのである。

 

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

山岡家の禁忌を解いた私は水を得た魚のようだ。オオメコイメカタメにすれば「わかりやすくてありがとうございます!」とか言われちゃってなんのことやら。

 

札幌のバンドマンは皆ここを通過するというのはカウンターアクション周辺に限ったことなのかどうかわからないが、私はこれからこの店を愛していきたい。

 

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一口すすればうーん、なんか臭い感じとか最高にいい。クーポンによって得られた倍のネギはこの時のためにあるのだと思うほかない。

 

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チャーシューご飯に乗っけてニンニクぶち込んで堪能した!

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ軽く会釈して退店!!

 

 

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その後は目的の店で新年初の煙を堪能するのがいい。東京の知り合いに遭遇して仕舞うのもまた、シーシャマジックのなせる技だ。

 

 

雲が開いてればハシゴしたんだがな。

というわけで翌日はスキー。

 

一条流がんこラーメン総本家 『ハマグリ16kg味噌ラーメンSP大盛り 持ち込みライス』

 

 

どうしてあのような事態に陥ったのだろうか。

 

旧年中、最後のがんこは忘れられないものになった。

 

 

30日。私はがんこを食い終え、遠方から飛来する大学の後輩であり最強の親友の訪問に備えて12時くらいから14時くらいまで新宿で時間を潰した。その間に飲んだビールは3杯。上品5番アブラ多め大盛りブチカマした胃腸にダメージを、歩き回って足にも負担を、それをただひたすら笑いで吹き飛ばして俺は更に一杯のビールを飲んだ。

 

 

帰宅して夕寝だと意気込んだところで全然眠れやしない。1時間だけ寝ていせやでさらに飲酒をし、我がリビングルームでのシーシャ吸い納めを済ませてから吉祥寺warpへ向かった。

 

skillkillsのステージは非常にブチ上がるものであり、それでいて最高な気分になったは良いものの、オールナイトイベントってのはどうも体力勝負なところもあり、そこから我々は2時間半以上、会場内でさまよっていた。すでに我々は出来上がっており、酒なんかもういいや、、、とか言いながら座る場所を求めていた。

 

そんな我々の軟弱な肉体にも脳内分泌物を生み出すのは犬式のライブのなせる技である。

 

何もかも最高だった。最近全く不甲斐ない三宅洋平も、ステージに立たせればただのカリスマだ。多分ほっといたらまた政治家とか言い出すだろうけど、今の段階では俺の好きなアナーキズムに溢れたアーティストに戻ってくれていると思う。そんなことを冷静に言ってるが、ライブ中はただただ最高な気分でいることができたのである。

 

ライブ終わりは5時…一時帰宅して着替えて6時45分にヨツサンに到着したものの、我々の目の前にはすでに40人以上の行列がいた。到着早々にNintendo Switchを出してゲームを始め、我々にその模様を事細かく実況する少年まで現れた。

 

完徹にはあまりにも厳しい空気が流れていた。

 

 

7時の段階で某ロック先輩と尊師も現れたが…彼らは難しいと判断して立ち去ってしまわれた。残された我々と、開店しても全然回転しないこの行列に、1人死に、また1人生き絶えてと減っていった…寝ただけだが。入店予測9時半としていたが、実際は10時ちょい過ぎという結果に、私は行列予測師の肩書きを下すことにした。

 

並びの中にサニーデイサービスの田中さんがいて、僕とヤマちゃんは一緒に写真を撮ってもらうことに成功したのもいい思い出ね。

 

 

 

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こ、

こ、

これは!?!?!?

 


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いくつもの事件を通過して!たどり着いた味噌!!私としては3回目の味噌!!

 

 

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一口すすってみれば嗚呼!!これ美味しい豚汁だ…豚汁だ!

しかもハマグリ入りなんて贅沢すぎるぜ!

 

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完璧なブツの予感は当然的中した。。。西山製麺イズジャスティス!!

家元によって硬めに仕上げられたブツは恐ろしく使いやすい縄梯子のようにスープを吸い上げた…美味え!!コメが足りねえ!!

 

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途中で味噌ダレ追加でどうしようもない悪魔なブツに変身した。

 

 

悪魔肉も生姜の効いた最高の仕様。これがまたモヤシと合うんだ…モヤシは本当は炒めのものを食いたかったしなんなら中華鍋が恋しくなるものだが仕方ない。

 

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札幌のラーメン屋ってやっぱりすごいなぁなんていつも思わされる。

 

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麺を掘り起こしていけばお宝発見…女将の愛情 、最後の最後に今年一のやつ炸裂したぜ…

ありがとうございます!

 

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サクッと完食当然KKブチカマしフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!!

 

 

帰宅して寝て買い物し貰い物の猪肉を調理し客人を招いて過ごした大晦日…堪能した!

年明けのInstagramストーリーは御目汚し致しました。さだまさしは最高の素材です。

 

新年早々ラーメン難民になった俺の運命はいかに。

乞うご期待!

 

一条流がんこラーメン総本家 『上品五番アブラ多めサイパン大盛り』

 

 

大学生の頃に、10歳上の先輩とつるんでいたことがあった。12歳上の先輩とバンドをやっていたこともあった。6歳上の先輩とは月1回は遊んでいた。

 

 

あの頃、私の目に映る先輩たちは大人であった。

そう、そう記憶している。

 


私はまた11歳も下の野郎を引き連れて四谷三丁目に向かった。とはいえこいつは初めてじゃない。両手くらいの回数はがんこを食っているらしい。

 

人が人を呼ぶ連鎖の末端にいる人間であり、また、こいつもまた早◯田である。俺の周りだけかもしれないが、◯稲田の人でロクな人を見たことがない。まともな早稲◯生は俺のところに寄ってこない。シーシャ屋に集まっている◯稲田生は揃いも揃ってキ◯ガイばかりだし、誰とは言わないがラヲタの早◯田OBもだいぶぶっ飛んでいる。というか、目に見えるアクが、アクが強いのである。

 

 

そして今回連れて行ったこいつの口から出るワードも凄まじい。

邪悪大仏

ジャガパイパン

パチンコのせいで2ヶ月かけてアコムで15万借金

アチアチやな

 


こんなクソみたいなワードを並べているから、がんこの並びはいつも煩いとか言われるのである。この場を借りて、リサイクルショップをアパレルと言い張る男に代わってお詫び申し上げます。

 

 


しかしながら、、、こいつらから俺はどう見えているんだろうか。どうしようもない阿呆に写っているのだろうか。

よく考えてみれば、俺が20歳の頃につるんでいた10歳上は毎月俺が1万円を貸しては給料日に返すなんてことを3ヶ月繰り返したりしてたし、それに12歳上の先輩が加わると下ネタの鍋会にしかならなかったし、

6歳上の先輩は俺の部屋の網戸をライターで炙り

何してんの!?と責め立てると「いやぁ、外に出ようと思って」とか言っちゃう鬼畜だったのである。

 

 

この店の軒先で会うことのできる某先輩もまた変わり者だ。今日はウィスキーなんか喰らっていい塩梅で並んでいた。桜台初訪問で大ラーメンとか無謀すぎる人だ。

たまんねぇぜ。

 


そして入店…70歳をすぎたラーメン屋のおじいちゃん店主は「大盛りの次は何かわかるか?大盛り(大森)の次は蒲田だとか言って仕舞うのである。

 

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こ、これは!?!?!?

 

 

 

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今年最後の上品5番はいつにするか…

俺の迷いは着地点を探していたが、ようやく今日全てを悟ることができた。

 

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やっぱ上品5番はうまい。

 

 

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そしてアブラ多めをブチカマせばマジで完璧だ…ズズっとやればカエシの濃さ、香りを十分に堪能出来、麺をズルッとやればそのサイパンによる強固な麺のボディーを味わうことができる。

上品とか言いながら下品なまでの味の猥雑さ・品のなさだからこそ俺は惹かれるのである。

いや、マジで最高だぜ…スープめっちゃアチアチやな

 

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ゆっくりじっくりチャーシューを溶かしながら、底に眠った鶏油とチャーシューの端っこを堪能しながら俺は終わりが見えて仕舞う悲しみに抗い続けようとしたが…無駄であった。

 

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また明日来よう。そう心に誓った。

 

サクッと完食ギリギリ完飲回避でフィニッシュムーブ深々と会釈して退店!

 

 

暮れの元気なご挨拶はまだ先だ。

だって俺

味噌コジキだからね!!

 

長いぜ年末!寝る暇なかった…

 

ラーメン二郎 神田神保町店 『大豚 ヤサイヌキ 生玉子』

 

 

 

 

我々は9年の義務教育を受け、まがりなりにもこの世の摂理についての知識を得てきた。

 

 

その中で、我々は物理というものを学んできた。その昔、学問というのは一本の流れであり、哲学から始まり、この世の道理というものを道筋一本で結びつけていった。私は、そんな先人たちの背中を追うように、生と死を発端にこの世界の仕組みを学んでいっている。

 

しかしながら、学べば学ぶほどわからないことは増えていく。この世は思念の集まりであり、人々の思惑が力学として働き、「社会」という制限を生み、力学を抑制していく。人の想いには力が発生している。その磁場は…どれだけ本を読んだとしても理解し難いものだ。

 

 

神保町レギュラー営業最終日の今日、俺はまた物理に対する懐疑を覚え、哲学の道に進むことを決めるしかなかった。11時前に到着…ゾロゾロと集まる神保町の影たちに接続した我々。私は偉大なる先人たちに挨拶をしつつもその影…60体以上並んだ影と同一化した。絶対的矛盾を生む自己同一に懐疑することすらも懐疑せざるを得ない3時間の旅の始まりだった。

 

 

力強い味方たちが並べば怖いものもなく。2時間15分の旅路を終えた我々は入店を直前にして

「大5だよね?えっ!?大3に小1半分1?そう…」とか助手さんが肩を落としたのを見て

 

 

「冗談じゃないヨォ〜」と我々は口を揃えて言った。

 

 

入店し、いつものメンツを連れてまいりましたと鼻息荒くラヲタっぽくおどけた時の店主の呆れ顔が最早忘れられない。

 

 

 

だがすかさず「ナーニヲボンヤリシテンダヨォッ!!」というという怒りの麺追加はより、忘れられないものになった。

 

 

 

 

 

 

ソワソワを抑えられない俺たちはいつもより座高を30センチ以上上げて厨房を覗き込んでいたが…

嗚呼、大の量がどれも一緒だ、安心したなー、なんて言ってたら

 

 

 

 

「なんか言ってるやつにはオシオキだ」とか悪魔の囁きを喰らって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の丼のエリアだけ全ての力学が崩れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして神保町に舞い降る雪…全ての化粧が終わった時、俺はニュートンを信じることをやめたのである。

化調の雪の後にぶち込まれたニンニク4杯。俺はそれを愛情と変換できるくらいの余裕を今年一年で身につけることができたのである。

 

 

 

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こ、

こ、

これ、、、は、、、!?!?!?!?!?

 



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どうしてこんな量の麺が盛れるんだ…

 


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ブタの石垣で強固な城を築きあげるとは…

 

 

西澤店主、貴方は築城の天才 加藤清正の生まれ変わりか!

 


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ブタエスケープする必要もなく確認できる麺の山…戦慄を通り越して笑いしか出なくなってしまったというのは誇張表現でもなんでもない。

 



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天地返して…いや、無理。持ち上がんねえよ…とか言いながら頑張ってたら丼がwww丼が動くwww麺動かそうとしたら丼が動くwwwマジでここまでの経験は今までになかった。

 

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俺は心を鬼にしつつも一口麺をすすれば何もふざける必要はなく、幸せの鐘が鳴り響き僕はただ美味しいフリでもなんでもなく最高な気持ちでギアを1速に入れて力を溜めていった。


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幾度となく助手さんと目が合う…笑われたってなんだって、貴方が土曜のマエストロだった頃から背中を追いかけてたんや!とか言ってふざけていたら親指がどんどんと死んでいくことに気づいていった。

 

重え…重すぎる…

 

「足りない!?」とか言われてももう何も言い返せなかった。足りないと言えば俺の根性だけだと発奮し最高に美味いスペシャル部位を口に頬張った瞬間に胃から空気が抜けトップギアぶち込んでトランザムバーストをキメた。

 

 

横で食ってた連中が全員退席する中、ギリギリ最後の一口を…敗北感はない、ただただ俺は今年最後の試練を乗り越えた。

 

 

常に襲う神保町らしいスープを美味しく堪能できたぞ!やっ!た、、、とか言えないほど口から麺が喉を通らなかった…


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なんとかギリギリ完食フィニッシュムーブ深々と会釈し5日帰省後そのまま直行を約束し暮れの元気なご挨拶して退店!!

木村師範代と死にそうになりながら水道橋まで歩き、やっぱ神保町店はこの駅じゃなきゃな、なんて呟いて俺はこの店をホームにできる幸せを噛み締めた。

 

 

今年も世話になりました。

来年は俺の方がモアベターよ!

 

 

 

 

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ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店 『大ラーメン豚入り ウーロン茶』

 

 

仕事を納めて急激な年の瀬感に襲われ始めたのは、多分俺がユニコーン奥田民生を聴き始めたからだと思う。

 

 


このバカ寒い時期に北海道の暖かい家を思い出すのは多分この先一生記憶と戦うことになる。

一日中家に誰かいた、という状況は、家の中に生活の匂いとストーブの暖かさを与える。煮物とかカレーなんか作った日にゃその匂いで家の中は包まれる。軒先の焼き魚の匂いの話なんか今までも散々してきたが、寒い時期ほど嗅覚がビンビンになるのは間違いない。ソースは俺だし俺はなんだってブルドックとんかつソース派である。

 

 

 

そんなわけでこの日は約束された日だった…約束をすっぽかしてしまった日でもあったがまあ仕方ない。

 

 

今年一年、特に上半期はよくお世話になった。午前中でサクッと仕事を終わらせ、納会がわりに奢りで寿司なんか頂いちゃってまた缶のままよなよなエールなんか買ってくるもんだから飲んじゃうよね。得意よね。

 

とかいいながら「なんで栓抜きなんか持ってるんですか」

 

って言われたけど

 

 

 

そりゃプロレス好きなら栓抜きくらい持ってるだろ!

 

 

 

 

 

帰宅し色々準備してどれくらい寝られるか計算したら衝撃の30分と出た。

しかも外クソ寒いしこの後氷点下になるの?いやー、チャリなんか無理に決まってるじゃん。三鷹まで歩いてバスに乗って開店1時間15分前についてみりゃ誰もおらず。俺は店内から漂う謎の香り…極めて食欲を刺激する謎の香りを頼りにPPにドッスンカマしてやった。

 

奥田民生のライブ盤なんか久々に聴きながら待った1時間15分…長かった…暮れの元気なご挨拶ブチカマして入店!実家帰るだのこれからシーシャだの木村師範代6連勤でヒーヒー言ってますよだのハートウォーミングな時間を過ごせば最早俺の心には火が灯っていた。

 

 

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こ、

こ、

こ、これは!?!?!?

 


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お、多いだろ…こんな俺でも愛情感じちゃってビンビンくるぜ…

 


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クタの斜塔を切り崩しヤサイを大方食い終えブタさん出てくれば、てかブタの上にまた麺乗っけちゃってw

かわいいぜやることがチャーミングだぜ吉田国宝!

 


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そしてまた立派なブタに感謝!


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天地返してズルッとやればウム!!!!ちょっとライトな感じもあるがおじさんにはこれくらいがいいな。

 


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やっぱり乳化より非乳化よりなものが好きなのかもしらん。ニンニク溶かしてマジでたまらん塩梅になったな。。。


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とか言いつつ底から出てきた皮系のブツやらなんやらが最高に嬉しかった。

 

麺をおかずにいくらでもブタが食えるこの余裕…ヒバリーヒルズでしか堪能できない至福のひとときだな。

 


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完飲回避を頑張ったぞ…サクッと完食フィニッシュムーブ深々とヤーマンして退店!!!

 

 

 

矢張りヤツらのホームは最強だな…そして吉田国宝は紛れもなく国宝である。

身体を労っていただきたいものだ。

 

 

また来年!この後当然エキソダス!!

 

ラーメン富士丸 神谷本店 『富士丸ラーメン カスアブラ 生玉子 ニンニク』

 

 

 

至極、至極単純に、反射神経のみをオンにして生きている人間の特徴みたいなものを丸まんまノートに写して漫画にしたような人生を送っているせいで、大抵は損ばかりをしている。

 

 

 


落語の題材になってもいいくらいだ。どう考えてもはっつぁんと熊さんを足して二で割ったようなおっちょこちょいと乱暴者のフュージョンである。もしかしたら1.6くらいで割ったものかもしれない。身体が大きいからね!

 

 

 

私は噂が大好きである。フリートウッドマックのファンなわけではない。とにかく噂好きだ。卑しいと言われるほどの噂フリークであり、日曜昼は絶対にTBSを見ているほどである。

ただし俺にとしまえんに行ったかどうかは聞く必要ないよ。家でネンネしてたね。

 

 

今年の私を一番盛り上げた噂…それは「富士丸空いてる」だったと言っても過言ではない。

 

 

 

某YouTuberの影響でクソほど混み始めたと言われる我が真のホーム。私の足を遠退けるだけの威力があったことは間違いないのだ。

 

 

そんな私は!!一昨日!!

かつては毎年クリスマスを

ここで過ごすと誓った店に

行かなかった!!!!!!

!!!!!!!!!!!!

 

 

なぜかというとそれは!!…風邪っぽかったからであり、わりかし死にそうな顔をしながら帰宅し、冷蔵庫に転がっていた先日の家がんこの副産物をもって焼きそばを作ったりしていたら、ひとりぼっちの富士丸クリスマスを堪能していた連中が口を揃えて

「今年最短の並びだった」

 

 

とか呟いてやがるのだ。

 

私は閉口し、さめざめと涙を流しながらダブルアップルの霞を啜った。

 

 

そんな皆の言い分がなぜか脳内で変換されて「この寒さのせいで並びが少ない」

 

 

と思って仕舞ったのである。

 

 

着いてみれば外待ち30…何事かと思ったがこれが最近のデフォルトであり、一昨日は「クリスマスに富士丸なんか食う奴がいるかよ」という社会のメッセージに他ならなかった。

 

とほほ、とほほと呟きながらワンカップで飲み会をしている人たちを尻目に『見仏記』なんか読み直しちゃったら1時間半なんか余裕だった。だが、入店してからが長い。

 

それが富士丸神谷本店である。

 

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こ、

こ、これは!?!?!?

 

 

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スッゲー久々の角席は光の加減が悪いな、、、

 

 

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とか言いながらもちょいヤサイが効いた俺の1日遅れのクリスマスツリー…

 

 

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サンタさんごついアブラたくさんAZMS!!

 

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アブラでヤサイの山を崩せばそれだけでもう幸せの絶頂、新婚ホヤホヤ、孫が生まれた時並みの喜びを感じられるわけで、私のニヤニヤが止まらなかったのは言うまでもない。

 

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富士丸ミスト浴びてみればゴングが鳴り響き俺は口の中をそのゴワゴワ麺でいっぱいにした。

 

うめえ…美味すぎる!!一口目が美味いラーメンというのは間違いなく優勝クラスのラーメンであるが、ここんちと神保町は矢張りどこのブツにも敵わない双璧や…美味すぎるぜマジで!

 

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麺の上に肉の絨毯広げてみればなんかこれ

もう「ティラミス」だよね!!

 

ただでさえ完璧なスープにバターの如き香ばしさすら感じるアブラをぶっ混んでみればもうこれを超えるディナーは存在しない。

 

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生玉子にアブラ別皿ニンニクぶち込んでさらにブーストして堪能した!!

 

 

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サクッと完食フィニッシュムーブ省略軽く会釈してまたスープを飲み再度会釈して退店!!

 

 

赤羽までの帰り道…矢張り脳内ではUWFのテーマが流れていた。

 

 

しかし2時間10分は長かった。

 

 

来年もうちょい緩和されますように。

 

 

 

年末の予定はヒバジ・jbcjbc(がんこ)・がんこです。